妻夫木聡＆蒼井優、10年来の付き合いが「芝居に生きる」 尊敬しあう間柄
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妻夫木聡と蒼井優が、山田洋次監督作品『家族はつらいよ』（3月12日公開）で共演する。二人は山田監督の『東京家族』に続いての共演。さらにそれ以前にも共演作は多く、10年来の付き合いとなる。本作の記者会見で蒼井は「知り合ってからの長さが芝居に生きるんだなと実感しました」と語っていたが、そんな二人の関係性について、笑いいっぱいで語ってくれた。
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『東京家族』での家族役8人がそのまま別の設定で再共演している本作『家族はつらいよ』。だが『東京家族』に比べると、現場の雰囲気は「厳しかったですね」と妻夫木は言う。「笑いって本当に難しい。山田監督の緻密な計算の上での要求にどこまで応えられるか。みんないい意味の緊張感をもってやれてたんじゃないかと思います」とのことだ。
山田監督作品のみならず共演歴が豊富な二人だが、お互いをどう感じているのだろうか。「優ちゃんは、僕が“陽”で優ちゃんが“陰”だと言い張ってるんですけどそれは逆。優ちゃんこそ裏表がない、陽というか、よくも悪くも思ったことをすぐに口に出してしまう。だから気に入られる。そういう部分も山田監督は好きだと思う」と妻夫木。
また「変に色気があるんですよ。ふとした色気を放つ瞬間があって、そういうところに男は弱いと思うんですね。ギャップってやつですよ」と続けると、「今出てる？」と蒼井。「ごめん、一緒にいる時は一切出てないから。芝居とかの時にね」と笑う妻夫木。
そんな妻夫木を「すごい尊敬してますし、今回の作品でもほんとに妻夫木くんに引っ張ってもらっている感じです」と蒼井。「自分はこういう芝居でいきますというのを常に提示してくれるから、投げてくる球を私が打ち返すだけで。でも最近なんだか色気が出てきたような（「何？色気褒め合い？」と笑う妻夫木）。もうちょっと前はカラっとしていて、王道を歩ける数少ない人だと思っていたけど、今は縦にも横にも行ける、最強ですね」と褒める。
「蒼井さんなんか昔からそうじゃないですか」と妻夫木。「監督に好かれるよね、優ちゃんは。大体の作品で蒼井優が候補になってると思うよ。“蒼井優と誰々”、その組み合わせはどれもおもしろそうだと思う。でももうこれ以上色気出さないでもらっていいですか」と懇願（？）。
