クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

峯田和伸、浜野謙太…ミュージシャンがドラマで活躍 制作者をうならせる魅力

エンタメ

浜野謙太、峯田和伸…ミュージシャンがドラマ、映画に起用されるわけ
浜野謙太、峯田和伸…ミュージシャンがドラマ、映画に起用されるわけ クランクイン!

関連 :

峯田和伸

浜野謙太

 宇崎竜童、ピーエル瀧、星野源、渡辺大知…。彼らに共通しているのは、ミュージシャンであり、俳優としての顔を持つこと。春からスタートしたテレビドラマでは、『ディアスポリス 異邦警察』や『とと姉ちゃん』に出演する浜野謙太と、プレミアムドラマ『奇跡の人』の主人公に扮する峯田和伸が気になる。彼らが俳優として起用される理由を、ドラマ制作スタッフの話からひも解いてみたい。

【関連】『奇跡の人』&『ディアスポリス 異邦警察』場面写真<フォトギャラリー>

 TBSドラマイズム『ディアスポリス 異邦警察』に出演しているのは、バンド・在日ファンクとNewdayを率い、SAKE ROCKのメンバーとして活躍していたハマケンこと浜野謙太。松田翔太演じる主人公の相棒である鈴木役を小気味よくユーモラスに演じている。浜野を起用したプロデューサーによると「鈴木役として真っ先に思い浮かんだ」という。「異国情緒あふれ猥雑な世界で、鈴木はコミカルな部分を背負ってもらうキャラ。久保塚と鈴木の“バディ”関係が魅力にもなっているため、松田さんとの相性も大事でした。ふたりが並ぶと、デコボコ感が抜群で良いコンビになるのではないかと思い、お願いしました」。

 現場スタッフから付いた愛称が「昭和チャップリン」「平成の喜劇王」。シリアスなシーンでも浜野がいることで、どんなに残忍な状況でも重苦しいトーンにならないとのこと。「愛らしい表情とコミカルな仕草で作品全体を明るく身近にしてしまう。浜野さんが放つ特有のコメディ感やユーモアのセンスは唯一無二だと思います」と絶賛する。

 一方、『奇跡の人』で一見ダメ男だけど一本筋が通っている。そんな主人公・亀持一択を演じる峯田も類稀な存在として起用された。「脚本家の岡田惠和さんと制作陣が台本の執筆を前にキャスティング・イメージしたのは、“銀杏BOYZの峯田さんみたいな人”でした。ロックのカリスマであり、ピュアで世の中を突き抜けるパワーに満ちた峯田さんは、まさに一択そのものようだです」と話すのはプロデューサー。

 ヒロインを演じる麻生久美子と共演した映画『アイデン&ティティ』(03)で俳優としてデビューした峯田。映画やテレビドラマに出演を重ね、三浦大輔作・演出『母に欲す』(14)では舞台デビューも果たした。「峯田さんは演じているのか、いないのか分からない。時折、一択は峯田さんそのものと思ってしまう、得体の知れなさにグッと引き込ます。たとえば、こける演技。足の骨を折るんじゃないか…と心配するほどに、激しくこけます。普通の役者なら防衛本能が働き、そんな無茶なことはできません」と撮影エピソードを明かす。さらに、 “よく映ろう”という計算がなく、子どものような自由勝手さも魅力だそうで「実は計算があるのかもしれません。その計算を見事に隠し通しているなら天才的な役者」と称賛する。

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る