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妻夫木聡、“役者の人生を欲しがる”李相日監督と「映画は生きてる」を実感

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 綾野の存在も大きかったと妻夫木。「優馬は直人がいないと成立しない。剛じゃないと無理でしたね。一緒に住んでみようなんて、実際にできる人は、そういないと思います。作品とともに生活して、本当にひとつの恋愛をふたりで体験できた感じがあります」。

 東京編のみならず、千葉編、沖縄編も観る者にグイグイと迫り、浸食してくる。「他人事じゃなくなるんだよね。僕らは実際に身近な誰かを殺人犯かもしれないと疑ったこともなければ同性愛者でもない。自分の人生とは違うはずなのに、いつのまにか自分を見ている感覚になっていく」と語る監督に、妻夫木も強く同意した。「そうなんですよ。最終的に自分の物語になっちゃってるんです。生きてるんですよね。本当に、映画って生きてるんだなって」。この実感、本作を観れば、頷けるはずだ。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『怒り』は9月17日より全国東宝系にて公開。

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