クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

ティム・バートン監督、“変わり者”というレッテルが「インスピレーションの源」

映画

 振り返れば、変わり者と呼ばれながら、孤独な少年時代を過ごしたバートン監督。そんな彼を支えてくれたのが、ほかでもない映画だった。「当時、バーバンク(米カリフォルニア州/バートン監督の故郷)のコーネルシアターという劇場によく通ってましたね。50セントで『ゴジラ』シリーズ3本立てが観られたんですよ!本多(猪四郎)監督作品をはじめ、日本のSF映画やモンスター映画が大好きで、1日中『ゴジラ』を観て過ごした日もありました」と懐かしそうに思いを巡らす。

 「確かに、映画は私の避難場所ではありましたが、その反面、自分の心理や想像力を探求する場所でもあった。映画を通じて私の心は解放されたのだと思います。あの頃の経験は、映画監督となった私のインスピレーションの源にもなっている」としみじみ。映画に救われたバートン監督は、その時に養ったイマジネーションをパワーに替え、逆に世界中の映画ファンを熱狂させるクリエーターになったのだ。「とてもラッキーでしたね。今、自分が映画を作ることができる環境にいること自体が驚きです」。

 今後『ダンボ』の実写版も控え、ますますエネルギッシュに映画の世界を走り続けるバートン監督。「今まで一緒にやってきたスタッフや俳優たちからたくさんのエネルギーをもらいました。だから、1つの方向に決めるのではなく、これまで培ったいろんなことを混ぜ合わせながら進んでいきたい。映画館に入り浸っていた、あの頃の気持ちも忘れずに、これからも作品と真摯に向き合っていきたいですね」。比類なきバートン・ワールドの新たな展開に期待したい。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は全国公開中。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る