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木村拓哉、杉咲花に「1本取られた」 テクニックだけじゃない女優力

映画

 木村自身は、「自分としては柱になっている感覚はない。真ん中だろうがどこだろうが、そこは別に関係ない」というが、常に心に置いていることはある。「周囲に対する感謝かな。自分たちが撮影する場所から数キロ離れた畑のあぜ道のところで、車止めしてくれているスタッフがいたり、僕等が撮影しているこの場所に、煙がふわ~っと漂うように、800メートルくらい離れた山の中で、発煙筒を持って走ってくれている人がいる。ちゃんとそういう人たちを感じないと違うかなとは思っています」。

 木村の話に耳を傾けながら、「凜にとって万次さんはすごく大事な人ですが、木村さんが万次さんで本当によかった」と話す杉咲。そんな彼女のことを木村も「1本背負い食らった感覚だった」と称えた。

 「テクニックだけじゃなくて、ちゃんと気持ちがある。1本取られたあとの作業は楽しいに決まってる。杉咲花っていう女優さんがもたらしてくれた色がなかったら、この配色にはなってないです」。そして撮影の日々を振り返った。「自分は、万次をやりきるだけでしたが、それは死にもの狂いでかかってくる相手にどう向き合うか、そしてとにかく彼女を守り切るということでした。本当に幸せな期間でしたけれど、そこに立ち続けることが、結果挑戦でしたし、挑戦のし甲斐がありましたね」。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『無限の住人』は4月29日より公開中。

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