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『赤毛のアン』主演女優、過去作から影響受けず「原作に忠実に演じた」

映画

 前述のとおり、日本では名作児童文学として『赤毛のアン』は広く認知されているが「カナダでは、小さい子供の教育としてこの作品は読まれないんです。読むなら(チャールズ・)ディケンズなどイギリス文学やアメリカのものばかり。だから日本で児童文学として広く読まれているのは不思議な気分なんです」とバトラーは驚きをみせる。

 そんな日本に対して、バトラーは「これまで4度来日しているのですが、いつもビジネスばかりで、残念ながらあまり文化的な側面には触れていないのです。でも食べ物やショッピングは楽しいし、相撲が大好き。あとは、とても清潔感にあふれ、他人に対して気遣いやマナーが素晴らしいと感じます」と印象を述べると、今回が初来日となったバレンタインは「電車でお花見やお寺、原宿にも行きました。食べ物はおいしいし、見るもの聞くものすべてが珍しくて新鮮でした」と日本を満喫しているようだった。

 劇中、アンは辛い環境に置かれながらも、夢を見ることを決して諦めない。現在15歳のバレンタインに、今後の夢を聞いてみると「いろいろな役柄を演じられる女優になりたいです」と即答する。そんな彼女にバトラーは「エラはオーディションでこの役を得たのですが、決してどんな役柄でもいいという考えではないのです。自分で役柄を選び、オーディションを受けるんです。すごくしっかりしていてびっくりしました。役によって女優は成長していくので、こうした考え方はとても大切なことなんですよ」と彼女の将来に太鼓判をおすと、バレンタインははにかんだ笑顔を浮かべていた。(取材・文・写真:磯部正和)

 映画『赤毛のアン』は5月6日より公開中。

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