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ピエール瀧、”変態ヤクザ役”で北野武監督と初タッグ お気に入りは「登場シーン」

映画

 初参加となった北野組では、特殊な緊張感も味わった。「ちょっとセリフを噛んだくらいや、今のだったらキーのセリフが聞きづらかったかもな…と思っているくらいだったら、OKと言われちゃう」そうで、「まだあるかも…と突き詰めていくこともプロフェショナルだとは思うんですけど、それとはベクトルが違う意味でのプロフェッショナルというか。緊張感という意味では、生放送に近い感じですかね」とも振り返った。

 10月スタートのTBSドラマ『陸王』に加えて、2018年には白石和彌監督による『孤狼の血』『サニー/32』の公開も。話題作に引っ張りだこの瀧は、特殊な立ち位置で役者業を務める心境も明かしてくれた。「プロでやっている俳優さんたちからすると、僕もアウトローじゃないですか。バンドの人間ですし、どこかの劇団出身でもないですし、(演技の)基礎があるわけでもない。そういう部分で外側にいる人という意味合いで、よく使っていただけたり、しっくり来るのかな? という気がします」。音楽家という背景が生むアウトロー役者としての独特な匂い。これが反映された瀧の芝居には、純然たる役者のそれとは異なる味わいがある。その芝居に、これからも魅了されていきたい。(取材・文・写真:岸豊)

 映画『アウトレイジ 最終章』は10月7日より全国公開。

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