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山田杏奈、復讐鬼役での映画初主演に「すごく面白いと思った」

映画

 17歳の若手女優・山田杏奈が、押切蓮介による同名漫画の実写版で、ハードな描写が鮮烈な印象を残す映画『ミスミソウ』で映画初主演を務めた。「他の若手女優とは一味違う作品で主演させてもらえるってすごく面白いと思った」と語る山田に、同級生を殺める哀しい復讐鬼という役柄、そして続けるか迷ったという女優業への思いについて語ってもらった。

【写真】山田杏奈、『ミスミソウ』インタビューフォトギャラリー

 主人公の野咲春花(山田)が壮絶ないじめを受け、家族を殺されたことを機に繰り広げる復讐を描く本作。山田は春花について「すごく優しいということが根底にあって、両親が殺されたことに耐え切れなかったから、壊れて復讐していると思うんです」と考えを明かす。鉄パイプや釘などの凶器を用いて初挑戦したアクションに関しては「あらゆる部分でスピード感を大事にしていました。作品の中では、復讐シーンにもスピード感があるから、テンポが良くなっているんです。陰鬱な印象だけではなくて、エンターテインメント性のあるアクションになっているなと、見ていても思いました」と手応えをのぞかせる。

 山田にとって、“初めて”はアクションだけでなかった。「ここまで長く同じ現場にいさせてもらうこと自体、初めてでした。ここまで雪の中で転がっていたのも初めてでしたし、こんなに寒かったのも(笑)」と微笑み、「全ての作品に思い入れはありますが、スタッフさん全員の名前を覚えたり、毎日同じ方にお世話になったりという意味で、この映画には特に思い入れがあります」としみじみ語る。

 初主演作は少女マンガの実写や、青春ラブストーリー系の作品になると思っていたという山田だが、王道とは異なる本作での経験は大きな財産になったようだ。「他の若手女優とは一味違う作品で主演させてもらえるってすごく面白いと思ったし、読み込んでいくと、全く角度は違うけど、これも青春映画なんですよね」としつつ、「アクションもあって、さまざまな初めてのこともやらせてもらって、すごくありがたいし、すごく大事な経験になったと思います」と笑顔を見せる。

 劇中では体当たりの熱演を見せる山田だが、元々は芝居に対して強い思いがあったわけではない。それが変わったのが、レッスンやオーディションで褒められることが増えた中学3年の頃だという。「『目力がいいね』と言ってもらえるようになったんです。それまで全く意識したことがなかったのですが、そう言っていただいてから意識するようになりました。闇があるような役や、意志が強い役が多くなってきて、自分でも芝居を意識できるようになりました。それまでなんとなくやっていたものが、明確になった年だったと思います」。

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