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山田裕貴、プレッシャーあふれる現場も乗り越え「自分の集大成に」

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山田裕貴、ドラマ『特捜9』インタビュー
山田裕貴、ドラマ『特捜9』インタビュー クランクイン!

 俳優・山田裕貴は、この日、号泣していた。インタビューの直前、出演ドラマ『特捜9』(テレビ朝日系/毎週水曜21時)に主演する井ノ原快彦と共演の寺尾聰のダブル誕生日祝いセレモニーが執り行われ、出演者らがお祝いを行う温かいムードの中、寺尾のスピーチが始まったあたりから、山田の表情はやや硬くなった。泣かないように、だったのだろう。「12年続いた番組で、僕が新入生で入ってきて皆もやりにくかっただろうけど温かく手を差し伸べてくれた」と寺尾が感謝を述べ、羽田美智子が涙をにじませると、山田の思いは爆発。人目もはばからず、あふれ出る涙を抑えきれない姿が、さらに場を和ませていた。その肩には、口に出せなかった「プレッシャー」や「覚悟」がのしかかる。涙も乾き笑顔を見せた山田に、心境を尋ねた。

【写真】『特捜9』山田裕貴インタビューフォトギャラリー

 『特捜9』は『警視庁捜査一課9係』シリーズが新たに生まれ変わり、『9係』メンバーが新部署「特別捜査班」で再結集したドラマ。オリジナルメンバーに加え、新班長・宗方朔太郎を演じるいぶし銀の寺尾、若手刑事・新藤亮役で山田が選出された。「寺尾さんでさえプレッシャーを感じていたんだ、自分も感じるよなあ…って」とバツが悪そうに涙の理由を明かした山田は、ベテランメンバーに交じり、ひとり、20代の新人刑事で奮闘する。光彩を放つ山田の演技もパワーとなり、本作は春ドラマ1位の視聴率を記録するなど好調だ。しかし、「数字がいいからって、僕がいいわけじゃない。それだけたくさんの人に見てもらえるなら、もっとできることを考えないと、と鼓舞されますね」と、より課題を課す。

 そんな山田に、兼ねてより業界内の信頼と人気は厚い。「“今回が5度目なんです”というプロデューサーさんもいますし、同じ監督に呼んでもらえることも実は多くて」と本人もうなずきつつ、「普通に(役を)こなしていてはダメで、期待に応える以上で返さないと、喜んでもらえないでしょうし」という俳優魂こそが、「一緒に仕事をしたい俳優」と思われるゆえんかもしれない。 

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