14歳になった芦田愛菜、目標は「“芦田愛菜”が出ない女優になりたい」
もともとお気に入りのポケモンは? と聞くと「ピカチュウ!」と即答。「今回の映画も、とにかくピカチュウがかわいくてかわいくて!」とのことなので、映画館でぜひご確認を。
「ピカチュウはサトシのために頑張るし、サトシはそんなピカチュウを守ってあげる。一緒にいて楽しいと思える関係性があるからこそ、物語が生まれるのかなと思います」。
それにしても、彼女がもう“14歳”であるという事実にしみじみと驚く視聴者も多いのでは? “大人の女優”への階段を着実に登っていきつつある彼女に、理想とする女優像を聞いてみた。
「ちょっとしたアドリブとか、立ち方ひとつ、コップの持ち方ひとつの動作に、“芦田愛菜が出ない”女優、ですね。その役でずっといられるような、そういう女優さんになりたいんです」。
想像以上にストイックな回答。視聴者目線ではいつも完璧に役をこなしている印象が強いため、少し意外に感じる人も多いかもしれない。
「でも実はアドリブが苦手で(笑)。ふと自分が出ちゃう時があるんですよね。だから『芦田愛菜がいる』じゃなくて、『その役の子がいる』というふうになりたいんです」。
ちなみに今後演じてみたい役を聞いてみると「学園モノとかやってみたいですね! みんなで屋上で夕日に向かって叫ぶとか? そういうのって楽しそう」とのお答え。
芦田が“芦田愛菜”ではなく、普段の仕草からふとした瞬間の反応まで、とある学園の一生徒としてその世界に存在する、そんな青春ドラマを見られる日を楽しみに待ちたい。
『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』は、7月13日(金)より全国公開。(取材・文・写真/川口有紀)