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アントマン役ポール・ラッド、映画人として“譲れないこだわり”とは

映画

 『スパイダーマン』チームの加勢により、ポールが目指す“シリアスになり過ぎない独特のユーモア”は、さらに磨きがかかった。「コメディ要素からいろいろな動きや感情を導き出す、という点では、すごくうまくいったと思う」と自信をのぞかせたポールは、「シリアスになりがちなシーンをユーモアあふれる表現に変えていったんだ」と本作の出来上がっていく過程を振り返る。

 ただ1点、コメディでも、ドラマでも、アクションでも、ポールには譲れないアプローチがある。「僕が一番大切にしているのは、“一般的な視点”なんだ。自分が演じているキャラクターは、常に観客にとって“共感できる存在”であってほしいから、ヒーローだからといって一段上に構えるのではなく、スコットのヒューマンな側面に焦点を当てるようにしたんだ」と言うポール。「たぶん、人が共感するのは、自分たちと同じような葛藤や悩みを抱えていたり、あるいは短所を持っていたり、そういう部分だと思うからね。例えば君が、急にピム博士からスーツを渡され『ヒーローになってくれないか?』って頼まれたら困惑するだろ? そういう身近な視点からアプローチしたい、というのが僕の中には常にあるんだ」と、そのこだわりを明かした。

 『アベンジャーズ』最新作への参戦も決まっているアントマン。この件の詳細に関しては固く口を閉ざすポールだが、「本作のラストで起きていることが、この先の物語に影響を与えているかも」と意味深発言もチラリ。「それはともかく、まずはこの映画を楽しんで! 『アントマン』を初めて観る人も楽しめるようにできているから、ぜひ劇場へ!」。最後は先走る質問を遮るように、本作を力強くアピールしていた。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『アントマン&ワスプ』は8月31日より全国公開。

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