中山美穂、「今が人生の最終」と語る真意とは
娘の婚約者と禁断の恋愛が繰り広げられる本作だが、恋愛作品に臨むうえでの気持ちも以前とは違うようだ。「今、自分のなかで『あまり恋愛は必要ないな』という感覚が強いので、この作品でもより客観的に登場人物の気持ちを理解できているのかなと思っています」。
本作で中山の新たな一面がみられる期待がある一方、真璃子という女性を演じていると、これまで演じてきたヒロインと共通するものを感じることが多いという。「昔、私が演じていたヒロインって、周囲の人がなにかを起こして、その間を右往左往するような役が多かったのですが、今回も似たようなところがあります。見ている人は、どこか懐かしさを感じてもらえるかもしれません」。
しかし、そのぶん「昔のままの私では成長していないと思われてしまうので、しっかり変化を出していかなければ」とプレッシャーを感じているようだ。
大人の恋愛ドラマということで、女性がターゲットだと思われるが、中山は「意外と女性は冷静でシビアな部分があるので、男性の方が、キャラクターに感情移入できるのかもしれません」と独自の視点を提示してくれた。(取材・文・写真:磯部正和)
木曜劇場『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』は、フジテレビ系にて毎週木曜22時放送。