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稲垣吾郎、俳優として自らを分析 今後は「需要のある俳優になりたい」

映画

 以前の稲垣は、偉大なグループの一員という役割を何よりも大切に考えていたという。「グループにいるときも個人活動はしていましたが、それも個のためというよりグループのために何ができるかという発想だったんです。もちろんそれが悪いことではなく、そこに束縛されていたわけでもないのですが、自分のことは二の次という感覚はありました。グループとして輝くことが最も大切にすべきことなんだという思いは常に持っていたので」。

 そこから新しい道へ進み、現在は草なぎ剛、香取慎吾と3人での活動はあるものの、基本的には個人での仕事が中心となった。「誰に頼ることもできないし、不安に思うことももちろんあります。でも今の僕はとても充実していて、後悔はありません。偉そうなことは言えませんが、いろいろあった過去も含めて今の自分がある。今、とても幸せなんです」。


(C)2018「半世界」FILM PARTNERS


 「再スタートをさせてもらったことにより、より社会をしっかりと見られるようになってきています」という稲垣。特に今回の映画では、人生の半分に差し掛かり、身近な世界のしがらみの中で生きる男たちが、残りの半生をどう選択していくかというテーマにじっくりと向き合っている。稲垣は登場人物の状況が自身に重なる部分もあると言い、「大胆な再スタートを切った僕らが、今が一番楽しいと言えている。そう思える世の中っていいですよね」と笑顔を見せる。

 これからの“稲垣吾郎”について尋ねると、「需要のある俳優になりたい」とひと言。「自分でプロデュースできるタイプではないので、『こういうことができます』と自分から発信するより、『こういう役を稲垣にやってもらいたい』と皆さんに思ってもらえることが重要かな。主演へのこだわりも全くないです」。

 そして「30代も脇役やヒール役など、なんでもやってきました。僕は個性が強いタイプに見られがちですが、意外にどんな水槽でも泳げるタイプなんですよね(笑)」と分析し、「まだまだこれから――映画は作品数が少ないので、意欲的にやっていきたいです」と笑顔を見せる。まずは本作で“映画俳優・稲垣吾郎”の魅力を存分に堪能したい。(取材・文:磯部正和 写真:MONDO)

 映画『半世界』は、2月15日より全国公開。

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