ライアン・レイノルズ、ピカチュウ役は子どもたちに秘密! サプライズを計画
撮影自体は、『デッドプール2』のクランクアップ直後に始まり、あまり準備期間はなかったそうだが、よくしゃべるキャラクターという点で共通部分もあったため、「汚い言葉を封印し、できるだけ言葉をクリーンナップして臨んだ」というライアン。「アドリブもバンバン入れていったよ。もともと即興劇で役者のキャリアをスタートさせているので、そういうのが得意だし、大好きなんだ。もちろん素晴らしい脚本があったので、それに基づいて、行ったり来たり、はみ出したり?って感じかな(笑)」と茶目っ気たっぷり。
モーションキャプチャーにも本格的に挑戦した。「『デッドプール2』でジャガーノートというキャラクターを演じたとき(ライアンが1人2役)、1時間程度は経験したけれど、ここまでガッツリやったのは初めて。今回は(フェイシャルキャプチャーによって)顔の細かい表情まで捉えていて、僕の演技の全てをピカチュウに反映させているので、映像が出来上がってきたときは、自分の魂がピカチュウの中に入ったような気がして、ちょっと妙な気持ちになったよ。もちろん今は見慣れて、親近感がすごく湧いてきているけどね」。
ライアン・レイノルズ、『名探偵ピカチュウ』インタビューにて
世界中の人々から愛されるポケモンの世界に命が吹き込まれた本作に、「3Dで『アバター』を観たときのような感動と衝撃を覚えた」というライアン。「ポケモンの世界を愛する人々にとって、まさに夢がかなう瞬間。ぜひ劇場で体感してほしい」と、最後は目を“ピカピカ”輝かせながらアピールしていた。(取材・文:坂田正樹 写真:高野広美)
映画『名探偵ピカチュウ』は全国公開中。