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向井理、父親になったことで生まれる恐怖感「考えたら泣きそうになる」

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 それはもちろん舞台だけでなく、映画、ドラマに対しても同じだ。『きみが心に棲みついた』『わたし、定時で帰ります。』などその演技力と存在感に注目が集まった作品も、主演作ではなかった。

 「自分の芝居が評価されたという意味ではうれしいです。でも、自分に注目が集まればいいということではなく、作品として面白いと思ってもらえたことが一番。観てくれる人がいかに楽しんでくれるかが大事だと思っています。反響があるということは、評判が良いということだと思うので、それが役者にとって一番のやりがいになります」。


舞台『美しく青く』で主演を務める向井理

 プライベートでは2児の父親になったことで、役への思いも変わった。本作では、娘を亡くしたというバックグラウンドが垣間見える役でもある。

 「子どもを亡くすということは、想像するのも嫌なくらい恐怖感があります。そんなことを考えたら泣きそうになるし、生きていけない。独身の頃から子どもがいる役は何度も演じていますが、父親になった今だからこそ、その心情が想像しやすいし、怖くてたまりません」。

 自身の心の痛みをさらけ出すからこそ「面白いものができる」と断言する向井。傷つきながら魅せる父親役に期待が高まる。(取材・文:嶋田真己 写真:高野広美)

 Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019『美しく青く』は7月11日~28日に東京・Bunkamuraシアターコクーン、8月1日~3日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

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