公開待機作6本控える堀田真由 多忙な日々も「人生を楽しみたい」と活動的に

NHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公の妹・りんを印象的に演じ、その後もドラマ『チア☆ダン』『3年A組―今から皆さんは、人質です―』など話題作に立て続けに出演している女優の堀田真由。主演を務める映画『プリズン13』の公開を前に、衝撃的な役柄を演じた本作への思い、そしてフル活躍が続く現在の心境を聞いた。
【写真】透明感あふれる美少女ぶりがまぶしい堀田真由
本作は、世界で最も邪悪な心理実験として知られる“スタンフォード監獄実験”を基に描いた密室サスペンス。監獄実験の被験者となった12人の男女が、看守と囚人に分かれ、監獄生活を疑似体験するうちに、行動がどんどんエスカレートしていくさまを描く。
堀田が演じるのは、被験者として実験室を訪れ、看守役になったものの、優しさがアダとなり囚人の暴走を許してしまう女性・マリ。この役を演じるにあたって堀田は、「普通の女の子が、この実験に参加していく中で、成長していく姿を描けたらいいなと思って、心の変化を大切にしました」と話す。さらには、“監獄生活”という設定を意識して「自分の体の変化も楽しんだ」とも。
「普段は、むくまないように、撮影前には足をマッサージしてから寝たりと、体のメンテナンスにも気をつけているんですが、今回は監獄の中にいるという設定だったので、体をきれいに保つよりも、自分の変化もあえてそのままにして、むくみや疲れている感じも生かそうと思いました。それは、私にとってはこれまでの作品にはないやり方でした」。
現在放送中の土曜ナイトドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日)のほか、2019年は公開待機作6作を控える堀田だが、忙しい中にあっても、「どの作品も、やるからには“正解”にしたい。たとえそれがどんなに小さな役だったとしても、やってよかったと毎回思えるようにやろうと思って臨んでいる」と常に真摯(しんし)に役へと向かう姿が感じられる。改めて、彼女にとってのターニングポイントを尋ねると、「どの作品も私の中では大きな意味のある作品だった」と前置きしながらも、大きな反響があった作品として『チア☆ダン』を挙げてくれた。