深川麻衣、女優スタートから3年「反省だらけの毎日です」
本ドラマは、もちろん桑野の日常が軸となって語られていくが、独身を貫く仕事人間・弁護士のまどかや、離婚したばかりで疲弊気味の有希江ら、それぞれの立場の女性陣が自身の結婚観に触れるシーンも随所に描かれる。
これに対して、現在28歳の深川は、「私は、仕事に生きる“まどかさん”に近いかなと思いますね。中学生のころは、友達とまだ現実味のない恋バナをしている延長で『22~23歳くらいに結婚したいなぁ』と話していたのですが、自分がだんだん歳を重ねてその年齢になってくると、まだまだ先だなと。結婚願望はあるので、いつかはしたいと思っているのですが、何歳までにという気持ちはなくなりました」と、今は女優業に集中している様子。
それだけ仕事が充実している証しでもあるが、乃木坂46を卒業し、女優として本格始動して3年。映画初主演作ではTAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、その後も朝ドラ出演、地上波連ドラ初主演と、着実に実績を積み上げ、見える景色も変わってきたのではないだろうか。
「最初の1年間は環境もがらりと変わったので、戸惑うことが多かったのですが、今は時間の使い方や過ごし方にしても、少しは落ち着いてきたかなと思います。ただ、このお仕事は、作品ごとに“初めまして”の連続なので、それはこれからも変わらないでしょうし、そこがまた刺激的で楽しいところでもありますね」。
最後に「3年間、女優としてがんばってきた自分を褒めてあげるとしたら?」と問いかけると、「いや、むしろ反省だらけの毎日です。追求していかなければいけないことがたくさんありすぎて…。でも、しいて言えば、体が丈夫なことですかね。撮影が始まると、スケジュールが詰まってくるので、“体が強い”というところは結構大事な部分。そこだけは褒めてあげたいですね」と笑顔で答えてくれた。(取材・文:坂田正樹 撮影:松林満美)
ドラマ『まだ結婚できない男』は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて毎週火曜21時より放送中。