安達祐実、完璧を求めた子育て 夫との出会いで「楽になれました」
メイクと言えば最近、安達が出演したセルフメイク動画が“かわいすぎる”と大反響を呼んでいるが、「(美容雑誌の)『VOCE』でモデルをさせていただく機会が増え、その一環でメイク動画を勧められて、軽い気持ちで引き受けたんです」と当時を振り返る。「たくさんの反響があってびっくりしました。メイクにそれほどこだわりがなく、みなさんに見せるほどのものでもないと思っていたから。もうちょっとちゃんとやれば良かった(笑)。兄弟からは『すごいバズってるじゃん』とからかわれました」と照れ笑い。
38歳とは思えないかわいらしさと、自然体の美しさを持つ安達は、女性たちの憧れの存在だ。2人の子を持つ母でもある彼女は、「子育ても完璧である必要はないと思っています。昔は完璧主義で何でもちゃんとやらなきゃと思っていたけど、『無理だな』と思って諦めたら、すごく楽になりました。20代後半はシングルマザーだったので、ちょっと肩に力が入っていたのかも」と振り返る。考え方が変わったのは、現在の夫と出会ったことが大きいという。
「完璧にできなくても許される環境を作ってくれたから。夫もここまで緩くなるとは思ってなかったと思うけど(笑)。『こうじゃなければ君のことを愛さない』という人ではなく、ありのままを受け入れてくれる人なんです」。
吹き替えやビューティーモデルなど、さまざまなことに挑戦している安達。何でも器用にこなせるように見えるが、「苦手なことだらけですよ。この仕事をしていなかったら引きこもりになっていたかも」と苦笑する。「来年の2月に7年ぶりに舞台をやるんですが、舞台も苦手に思っているので克服しなくちゃ。でも、40代は波乱万丈は避けて、楽しく自由にやりたいです(笑)」と、軽やかに語った。(取材・文:清水久美子 撮影:松林満美)
映画『ゾンビランド:ダブルタップ』は11月22日より全国公開。