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桜井日奈子「周囲の目は気にしない」 きっかけはファンの言葉

映画

◇「次はないかもしれない」と常に挑む


 2018年公開の『ママレード・ボーイ』で映画初主演(吉沢亮とダブル主演)を果たすと、その後もドラマや映画でヒロインを務めるなど、順調にキャリアを積んでいるように感じられる桜井だが、いつも「次はないかもしれない」という思いで役に挑んでいるという。言葉の真意を問うと「自分の実力はまだまだなのに、すごくすてきな現場をいただいています。だからこそ『次はない』と思って、その瞬間を必死に楽しもうと自分を鼓舞しているんです。次に進むためにも…」と笑顔を見せる。

 決して“悲壮感”からくる言葉ではなく、前を向いているからこそ出る思考――。同時に「まだ本当の意味でお芝居の怖さが分かっていないと思うんです。これから壁にぶち当たるだろうし、もっと臆病になると思う」と未来も予測する。そんな悩ましい自分も最終的には楽しめるように、今はどんなことにでもチャレンジしたいと意気込む。「やらないと壁にぶち当たれないですからね」。

 
 9月に公開された映画『任侠学園』では、西田敏行や西島秀俊といったベテラン俳優と現場を共にし、多くのことを吸収したという。「身になることばかりで、ものすごく刺激を受けました。私はあまり社交的ではないのが課題なのですが、同世代ばかりではなく、たくさんの方と話す機会を設けて、もっといろいろなことを吸収したい」と目を輝かせる。
 
 「できれば何十年もやっていきたい」と女優業に意欲を見せた桜井。一方で「自分が望んだように進めない厳しい世界だと思う」と冷静な面も見せる。だからこそ「今は一つ一つ目の前の仕事に集中したい」と強い視線で語っていた。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)

 映画『殺さない彼と死なない彼女』は11月15日より全国公開。

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