<風の電話>を映画化 主演・モトーラ世理奈×諏訪敦彦監督が紡いだ“さすらい”の物語
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■「本番まで電話ボックスには1度も入らなかった」(モトーラ)
――最後の電話ボックスのシーンは、10分以上の長回しでモトーラさんを映しているのですが、セリフもモトーラさん自身が考えたものだそうですね。あそこは相当なプレッシャーだったのではないですか?
モトーラ:夜、1人でセリフを考えて練習してみたりもしたんですが、なかなかしっくりこなくて。諏訪監督から「一度、紙に書いてみたら?」と言われたんですが、それでもやっぱりわからないなぁと…ここまで来たら、実際に現場に入ってみないと見えてこないと思ったので、結局、本番まで電話ボックスには一度も入らず、ハルとしてそこに立ったときにどんな言葉が出てくるかに懸けてみることにしました。
――電話ボックスに入ったとき、モトーラさんは何を感じましたか?
モトーラ:電話ボックスには2回入ったんですが、両方ともモトーラではなく、ハルとして入りました。事前の下見もせず、本番で入っただけなので、ハルとしての感情しかありませんでした。今、モトーラとして行ったら、また印象が違うと思いますが…。
――それは、ハルの感情を大切にするためにあえて入らなかったのですね?
モトーラ:そうですね。せっかく広島からここまでたどり着いたので、最初にハルが入ったときの気持ちにしたいなと。その瞬間のことを何よりも大切に、ずっと考えていました。
――だからこそ<風の電話>の長回しのシーンでは自然に言葉が出てきたんでしょうね?
モトーラ:自然に…うん、そうですね。そうだと思います。
諏訪監督:その判断は正しかったよね。多分、練習を生かそうとしたらうまくいかなかったと思う。あそこで身を委ねたのがよかった。ハルを演じようとしないモトーラさんの自然体と、長いさすらいの旅があったからこそ、僕は最後のシーンが成立したと思いますね。
■女優はいろんな人の人生を生きられる(モトーラ)
――ハルの心や行動に共感する部分はありますか?
モトーラ:先週、ようやく完成作品を観たんですが、そこに映っているハルが自分とは全く違う人間だったところにすごくビックリしました。家族が大好きなところは1つ共感できるところではありますが。
諏訪監督:え! 自分とは全然違うと思ったの? なるほど。でもそれはきっとモトーラさんがハルを創造したってことだと思います。
――もともと雑誌のモデルをされていましたが、演技に興味を持ったきっかけというのは、やはり、自分とは違う人生を演じられる、というところですか?
モトーラ:演じているときは「楽しいな」と思えるんですが、今までは作品を後から観ると、どこかに本当の自分、いつも見ている自分がそこにいるような気がしていたんです。でも今回のハルは、自分ではあるんですが、全然違う人に見えてしまって。それがまた新たな発見というか、ますます女優ってやりがいのある仕事だなと思わせてくれましたね。また違った役に入ったときの自分が楽しみになりました!(取材・文:坂田正樹 写真:松林満美)
映画『風の電話』は2020年1月24日より全国公開。
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