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川口春奈、女優として走り続ける理由「求めてくれる人のために」

エンタメ

スペシャルドラマ『教場』に出演する川口春奈
スペシャルドラマ『教場』に出演する川口春奈 クランクイン!

 今年、女優デビューから11年目を迎える川口春奈。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が控える中、2020年、川口にとって最初の作品となるスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)。本作の撮影は、心身ともに大変だったと明かす川口だったが、「求めてくれる人のためにも、ひとつひとつの仕事をおろそかにできないという責任感が年々強くなっている」と“女優”として今の思いを語った。

【写真】太陽のような輝く笑顔をみせる、川口春奈

 ――ここで生き残った者だけが、警察官になれる。警察学校という密室…そこで、何が起きたのか。骨太でありながら人の心理を鋭くえぐる究極のミステリー『教場』。木村拓哉が警察学校の冷徹教官・風間を演じ、川口が生徒のひとり、自信過剰な菱沼羽津希にふんする。

 川口は「本当にきつい現場でした」と苦笑し、「今より体重が5kgも落ちちゃってたんですよ!」と驚きの告白を口にしながら、撮影を振り返った。


 「普通に行進をするだけでもものすごく疲れるんです。みんなで合わせる必要があるので。撮影期間中は、家に帰って横になっても足がつってしまって、全然寝られませんでした。疲労困憊(こんぱい)で。そういう経験は初めてでしたし、これまでにも生徒が何十人も集まってといった作品に出演したことはありましたが、ここまで団結力を必要としたものはなかったですし、実際にチームワークが深まって、それが合わさった瞬間に、体が震えるくらいの感動を味わったのも初めてのことでした」。

 厳しい訓練のなか、日々、成長を遂げていく風間教場の生徒たち。演じる川口たちにも本当の仲間のような感覚が生まれていき、そんな生徒たちを、風間教官役の木村が見守っていた。


 「木村さんは、ひとりひとりのことを、ものすごく敏感に、細やかにみてくださっているんです。お芝居に関しても、気づいたことはすぐにアドバイスしてくれて、勉強になりました。親身になってアドバイスをいただけて、“みてくれている”という実感がありました」。

 そんななか、印象に残った木村からの言葉があるという。

 「『大変な時期があっていいんだよ』って。私は、人に弱音を吐いたり、相談とかをしないタイプなんですけど、あるとき木村さんが、『もがいていることを、抱え込んで隠す必要はないんだ。それがかっこいいんだから。大変でいいんだよ』って。何気ないひと言ですが、ありがたいな、気にかけてくださってうれしいなと思いました」。

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