日向坂46・齊藤京子、佐々木美玲、東村芽依に聞いた「アイドルの高校時代」
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■前身の愛称「ひらがなけやき」のクセが抜けないことも
佐々木美玲
日向坂46は昨年2月11日に、欅坂46のアンダーグループとして誕生した前身のけやき坂46から改名。同年3月発売の1stシングル「キュン」から同年10月発売の「こんなに好きになっちゃっていいの?」まで、オリコン週間シングルランキングの初週売上げで3作連続の40万枚超えを達成するなど、グループとしての勢いを加速させている。
――改名から1年が経過した今、率直に活動への手応えはいかがでしょうか?
齊藤:グループとして、けやき坂46の時代は欅坂46さんの背中を見て付いていく意識でしたけど、改名してからは自分たちしかいないし、自分たちだけで歩いていかなければという責任感も生まれました。だから、歌番組へ出演するときでも、とにかく「知名度を上げなければ」と思っているし、気持ちの入れ方も変わりました。とはいえ、自分たちが出演している番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)を、いまだに以前の番組名だった『ひらがな推し』と言ってしまったりと、クセが抜けない部分もあります。
佐々木(美):改名からしばらくは無意識に「ひらがなけやき(けやき坂46の愛称)」と言いそうになる瞬間もあったよね。こうしたインタビューでも、撮影してもらったチェキに思わず“けやき坂46”と書きそうになったり、けっこう最近まで続いていました(笑)。ライブでもファンの皆さんに「日向坂が好きな人!」と言うべき場面で、頭の中で「ひらがなけやきが好きな人!」「いやいや、違う。日向だ!」と言い換えてから、ちゃんとした言葉を発するように四苦八苦していました。
――(笑)。東村さんは、改名してからいかがでしょうか?
東村:改名後は1つのグループとして歌番組に出演できるようになったのがうれしかったですね。憧れていた『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や年末の『NHK紅白歌合戦』(NHK)とか、小さな頃からずっと観ていたステージにたくさん立てるようになった1年だったなと思います!
■12月の東京ドーム公演は「怖さより、すてきという気持ち」
東村芽依
昨年12月に千葉・幕張メッセで行われたクリスマスライブ「ひなくり2019~17人のサンタクロースと空のクリスマス~」で、今年12月6日と7日の2日間にわたる東京ドーム公演「ひなくり2020」を早くも発表した日向坂46。グループ史上最大規模の会場へ立つべく、3月からは全国5都市を巡る「日向坂46 春の全国アリーナツアー2020」もスタートさせる。
――年末の東京ドーム公演に向けてひた走る今、どのような思いが巡っていますか?
齊藤:今まで味わってきたステージよりもダントツで規模が大きいし、今は、自分たちの知名度をより高めて、おひさま(ファンの愛称)をもっと増やさなければいけないと感じていますね。そのためには春からの全国アリーナツアーでも成長していかなければいけないし、一つひとつのステージを積み重ねて、東京ドームの舞台では堂々とした姿を見せたいと思います。
齊藤京子
佐々木(美):東京ドームは、自分たちの曲「約束の卵」(けやき坂46名義のアルバム「走り出す瞬間」収録)を頂いてからずっと目標にしていたんです。だから、発表されたときはまさか自分たちが立てるとは思っていなかったのでうれしさでいっぱいになりましたね。プレッシャーになっているわけではなく、個人的には楽しみが勝っていて。改名後に手探りで活動していた自分たちと比べれば自信が持てるようになったし、どんなに大きなステージでも今の自分たちならばきっと大丈夫だから、広い会場を埋め尽くすために頑張っていきたいと思います。
東村:美玲が言っていた「約束の卵」はずっと心の中にあったので、東京ドーム公演の決定はやっぱりうれしかったですね。あれだけの広い会場に立てるのが先に決まっているのは怖さというより、すてきだなという気持ちの方が強くて。ただ一方で、自分たちのパフォーマンスを磨いていかなければとも感じていますが、目の前にある全国アリーナツアーでは「年末に向けて自分やグループが何ができるのか」を考えながら、ステージに立ちたいと思います。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:高野広美)
日向坂46主演の青春ドラマ『DASADA』は、日本テレビ系で毎週水曜24時59分から放送。Huluにて先行配信。