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広瀬すず、役柄に“共通点” 「両親がそろっていることがあまりない」

映画

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■ 演じる役柄の“共通点” 監督に尋ねると…


 偏ることなく幅広い役柄に挑んでいる広瀬。スタッフやマネージャーなど周囲の人間に「役を選んでもらっている」という感覚が強いと明かす。「もともと私自身は重たい映画を好んで観る傾向があるんです。自分でもし役柄を選んでいったら、重い映画ばかりに偏ってしまっているかもしれません」と苦笑いする。
 
 そんな広瀬は「最近感じていることがあるのですが、基本的に両親がそろっていることがあまりないんですよね」とつぶやく。たしかに本作では、母親(木村多江)は他界し、『なつぞら』では戦災孤児のため両親はおらず、『ラストレター』の鮎美役は、母は亡くなっている設定で、『anone』でも、幼少期に両親と別れている。
 
 広瀬が「なんでなんだろう」という疑問を監督に投げかけると、共通して「なにか抱えているように感じる」という答えが返ってくるという。しかし、そんな部分も「自分にとっての武器になればいいのかな」と前向きにとらえている。

■ 女優業7年 “忘れてはいけない”感覚


 役柄についてあまり決め込まずに現場に臨むが、一つ一つのセリフの意味は深く考えてしまう癖があるという広瀬。しかし本作は対峙する相手とのテンポが非常に重要になってくるコメディ作品。「とにかく難しかった」と感想を述べていたが「昨年初めてやった舞台で(演出家の)野田秀樹さんから『よく分からないセリフは考えずにぱんっと言った方がいい』とアドバイスを受けたんです。やってみると『なるほどな』と思いました。そのときこの映画のことを思い出して反省しました」と笑う。
 
 女優業を始めて7年。キャリアを重ね、作品のメインを張ることも多くなった。「自分が主演ではなく参加させていただいた作品で見る、座長と呼ばれる方の背中は格好いい。でもまだ自分では『行くぞ!』みたいな感じにはできないんです。この作品でも(父親役の)堤真一さんや吉沢さんにおんぶに抱っこで…」と課題を打ち明ける。さらに「あまり緊張する機会が減ってきたなと感じることもあります。それは決して悪いことではないんですが、『怒り』のオーディションで味わったような、ガチガチになるような感覚も忘れてはいけないんだと思います」と気を引き締めていた。(取材・文:磯部正和 写真:松林満美)

 映画『一度死んでみた』は3月20日公開。

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