『おちょやん』杉咲花が語る “同志”成田凌の安心感、“先輩”高畑充希の言葉
■コロナ禍を経ることで見えてきたヒロイン像
本作は4月にクランクインしたものの、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令により2ヵ月以上の収録中断を余儀なくされた。念願の朝ドラ主演を不測の事態とともに迎えた杉咲だったが、ドラマのための十分な準備期間にあてることができたという。「『おちょやん』はクランクインから数日間撮影して自粛期間に入っていたので、撮影ができていたシーンの動画データをスタッフさんが送ってくださったんです。そこで千代の子ども時代を演じた毎田暖乃ちゃんのお芝居をたくさん見ることができました」。
また杉咲のクランクインの時期がズレたことによって、台本を読む時間や大阪弁の練習もたっぷりできた。着物での動きにも慣れるため、自粛期間中は、毎日着物を着て自宅で過ごしていたそう。「大阪弁をしゃべる練習やセリフをどんどん覚えられる時間があったことは、自分にとってはすごくいい時間になりました。外出自粛期間があったからこそ、千代のことをより深く知れたんだろうなという思いがあります」。(取材・文:スズキヒロシ)
NHK連続テレビ小説『おちょやん』はNHK総合テレビにて毎週月曜~土曜8時放送(※土曜は一週間を振り返ります)。