岡田将生、志尊淳、平手友梨奈が築いた仲「まーくんと、てちがずっと言い合い(笑)」
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■「まーくんとてちがずっと言い合いしているんですよ(笑)」
――それぞれの思いを抱えた撮影を経て、お互いの印象は変わりましたか?
岡田:淳くんは過去の出演作からも作品への愛や貫き方を感じていたし、心の中に熱いものを持っている人のままでした。てちは距離が近づけばしゃべってくれるけど、たまに人見知りに戻ると全然話さないときもあって。とはいえ、3人のときに見せる意外な一面もあると皆さんに知ってもらいたいです。
志尊:確かに、僕らの中で一番うるさい(笑)。一緒にいると、まーくんとてちがずっと言い合いしているんですよ。
平手:(笑)。
岡田:誰かほかの人がいれば違うんですけどね。普通の10代の子たちと変わらないというか。共演するまではそんなイメージを持っていなかったので意外でした。
――反対に平手さんは、岡田さん、志尊さんへの印象が変わった部分はありましたか?
平手:元々、お2人に対しては関わることのない遠い存在と思っていたので。テレビもあまり見ないですし、どういった人かという先入観もなかったからギャップはなかったです。
平手友梨奈
――志尊さんはいかがでしょう?
志尊:まーくんは楽観的な印象があったけど、撮影が始まってからはその内側に強い意思や熱量を持っているのが伝わってきました。ここぞという場面ではそれがにじみ出るのがすてきだし、楽観と熱さという対になるものでしっかりと自分を支えているんだなと。片や、てちはけなげで優しい子だし、母親のような立ち位置を持っているのも不思議で。相手の体調を気遣ったり、まーくんに対して「クランクアップおめでとう」と声を掛けたりしていたのも印象に残っています。
岡田:この作品ではない別作品に対してのねぎらいだったから驚いた(笑)。
志尊:その感覚を持っているのが、てちのかわいらしくてけなげな部分だから。でも、本人は恥ずかしくて出したがらない。
岡田:てちは、この場で話すんじゃないよと思ってるんでしょ?
平手:私には当たり前だと思っていたから(笑)。普通のことではなかったのがむしろビックリしてしまいました。
インタビュー中も始終、取材へ臨んだ記者たちも絶えず笑みが浮かぶほど、和気あいあいとした空気で語り合ってくれた3人。心霊や呪いをテーマにした作品自体は、人間の本質的な怖さが透けて見えるような物語となっているが、スクリーン越しに、彼らの関係性もまた感じ取れるはずだ。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)
(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C)Tomoko Yamashita/libre
映画『さんかく窓の外側は夜』は1月22日より全国公開。