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躍進する松坂桃李、休日は家でダラダラしたい 本音は「週休2日制」

ドラマ

ドラマ『あのときキスしておけば』松坂桃李インタビューカット
ドラマ『あのときキスしておけば』松坂桃李インタビューカット クランクイン! 撮影:松林満美

 映画、ドラマ、舞台と順調にキャリアを重ね、剛も柔も、どんな役にも染まれる実績を残してきた松坂桃李。その勢いは今年も加速しており、いまも、ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK総合/毎週土曜21時)に続いて、大注目の入れ替わりドラマ『あのときキスしておけば』がスタートしたところだ。主人公・桃地のぞむのポンコツにして心優しい、漫画オタクを好演し、劇中に登場する漫画のアテレコへの芸達者ぶりにも驚きと称賛が集まっている。そんな快調な松坂に取材すると、いま求めているのは「週休2日制」と本音がポロリ。

【写真】柔らかな笑顔から切なげな表情まで 松坂桃李インタビューカット

■ 憧れの漫画家、井上雄彦や尾田栄一郎が女性だったら!?


 恋愛ドラマの名手として知られる脚本家・大石静が手がける、入れ替わりラブストーリー『あのときキスしておけば』。大好きな漫画の作者であり、友達以上恋人未満な関係を築き始めていた女性・巴(麻生久美子)が、見知らぬおじさん(オジ巴:井浦新)と中身が入れ替わってしまったことを知る桃地を、松坂はナチュラルに演じている。

 「1話で、ずっと憧れていた、大好きな漫画家の先生と出会った。僕で言うなら(漫画『スラムダンク』作者の)井上雄彦さんか(漫画『ONE PIECE』作者の)尾田栄一郎さんと出会ったようなものです。その上、なんと正体は女性だった。しかも飛び切り美人の! そこから2人の関係が始まって、憧れで占められていた好きから、だんだん恋愛感情としての好きに、変わるか変わらないかのタイミングで、入れ替わりが起きてしまった」と、これまでを振り返る。

■ “ギャップ”が恋に落ちる条件 「人が人に興味が沸く瞬間だと思う」


 オジ巴への入れ替わりを認められるはずもなく、気持ちもストップしていた桃地だったが、2話のラストでオジ巴を受け入れることに。

 「あんなに強かった巴さんが、2話の終わりで号泣しましたよね。モノローグでも入りましたが、出会ってからずっと強気だった巴さんの弱さを初めて見た。そんな知らなかった一面、知らなかった彼女の魅力を、桃地は、本当に少しずつ知っていくんです。オジ巴を通してですけど(苦笑)」。

 恋愛に落ちる条件として、いわゆる昔から言われる“ギャップ”。これは大きいと松坂も話す。

 「大きいですよね。でも恋愛云々関係なしに、ギャップを目にすることって、人が人に興味が沸く瞬間だと思うんです。『こんな一面知らなかったな』『もっと知りたいな』とつながっていく。そんな知らなかった一面、知らなかった彼女の魅力を、桃地の場合、自分だけが知っているという秘密を抱えているのも大きいですね」。

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