櫻坂46・田村保乃、“自信が持てない時期”を経て成長「少しずつ挑戦できるように」
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■取り組み方の変化「少しずつ挑戦できるように」
ソロ写真集をきっかけに、自分を変えようと決意した田村。撮影を乗り越えて、彼女は強くなりつつある。
「先日あったグループのライブ『W‐KEYAKI FES.2021』(※)に向けて、メンバーの前で意見を出しました。それまではできなかったし、正直、めちゃくちゃ怖かったです。気持ちを表に出すのが得意ではないし、勇気も必要でした。でも、いざやってみたら、メンバーがいろいろな声を掛けてくれたんです。仲間の絆も感じられたし、自分の視野も少しずつ広がっているのかなと思います」(※7月9日〜11日に山梨県の富士急ハイランド・コニファーフォレストで行われた櫻坂46と日向坂46による合同ライブ)。
日々の実感は徐々に。成長の手応えを伝える表情は明るい。
「ソロ写真集から先で何を変えようかと、具体的に思い浮かべていたわけではないです。でも、撮影を乗り越えてからいろいろ、少しずつ挑戦できるようになりました。お仕事に対する取り組み方も変わってきて。言われたことをただのみ込むだけじゃなくて、自分も『考えなきゃいけないんだ』と自覚が生まれてきました。日頃の活動でも、自分の思いを提案したり、ちょっとずつできるようになってきたと思います」。
周囲からも成長を評価する声は聞こえる。
「欅坂46時代から、グループを見守ってくださっている振付師のTAKAHIRO先生が『田村が何か変わった』とおっしゃっていたと、スタッフさんから聞きました。見てくれていたんだと思い、うれしかったです」。
■笑顔の秘けつ「笑っていれば人生はうまく行く」
迷いや自信のなさもなくなり、確実に変わりつつある田村。ただ、櫻坂46のレギュラー番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/毎週日曜24時35分)などを見ていると、根っから明るくポジティブな印象もあった。
正直、自信のなさに驚いたことを伝えると「意外でしたか?」とほほ笑む。そう感じさせていたのは、いつでもほがらかな笑顔を浮かべていたから。ソロ写真集でも目立つ笑顔の秘けつはあるのか、聞いてみた。
「これといった秘けつはありません。でも、笑っていれば人生はうまく行くと思っています。そう思ったきっかけは、アイドルが好きだったからです。グループ加入前から根っからのアイドルファンだったんです。笑っている姿に元気づけられていたし、いいなと思っていたので、自然に受け止めていたのかなと思います」。
インタビュー中も笑顔の田村保乃
強くなった田村は、笑顔も武器に活躍し続ける。この先、何を思い描くのか。彼女自身の将来像を聞いた。
「アイドルとして、人として、すてきだなと思う方がいるので、自分もそうなりたいと思っています。グループ内では、同期みんなのキャラがレギュラー番組を通して確立されつつありますけど、私は特別、キャラが欲しいわけでもなく、自分らしくいられればいいかなって。櫻坂46の一員としても、田村保乃としても、ソロ写真集をきっかけに活躍の幅を広げられればと思います」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:松林満美)
櫻坂46・田村保乃1st写真集『一歩目』は小学館より8月17日発売。価格は2200円(税込み)。
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