吉高由里子、今までにない社長役挑戦に「一生懸命かっこつけています」
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3人は演じる役についても言及。吉高は梨央について「天真爛漫な太陽みたいな人ですが、ある事件をきっかけに自分の気持ちを全部箱にしまって大人になった感じで。自分を強く見せようとしているけど、もろい部分もあって。目標を貫く気持ちは人一倍ある子」と表現し、「今まで等身大の親近感のある役が多かったので、シャキッとした服を着て、スッとしゃべる女社長は私じゃないなと。(撮影の)直前までヘラヘラしているので照れくさいですね。切り替えて、一生懸命かっこつけている感じです」と苦笑い。
松下は梨央の初恋の相手・大輝について、「すごく熱いですが、恋愛は奥手で不器用」と言い、「今まで僕が演じてきた役柄と違う。『お前』呼びなど、普段は絶対しないしゃべり方をするので、新鮮で楽しんでいます」と告白。井浦は梨央を守る加瀬を演じるが、「だいぶ不器用で、シンプルなマインドの役。大輝と道は違えど、似ているタイプ」と分析していた。
金曜ドラマ『最愛』吉高由里子&松下洸平&井浦新にインタビュー (C)TBS
吉高は昨年、松下と共演経験があるが、「前回の現場は3日ほどしかなく、もっと共演できたらと思ってたので、こんなにすぐ共演できたのはうれしい」とはにかみ、「周りの人を引き付けられる関係性になればいいな」と期待。井浦とは「10代、20代に続き、今回3度目。昔から知ってくれている人なので、いると安心して心強いですね」と感謝していた。
一方、松下は吉高の印象を「前回はラブコメで楽しい思い出しかない現場だったので、今回のサスペンスはどういう感じなのかと想像してましたが、以前ご一緒した時の吉高さんと何にも変わらなくて」と明かし、「どういう作品だろうと芯がぶれない。カメラが回った瞬間に変えられるすごい人」と絶賛。井浦は吉高について「どんな役でも自分に引き寄せていく。今回はある意味2つの顔を出せないといけないけど、それも無理して見えないんです。役が自分にちゃんと落ちているのは才能だと思う」と賛辞を送った。
これまでヒット作を生み続けてきた新井P&塚原監督の魅力を問うと、吉高は「塚原さんは演出する際に、助監督を通さず直接伝えてくれるので、愛情深く感じて。あと絶対否定しないんです。新井さんは周りを引き込む求心力が大きい方ですね」と回答。松下は「2人に共通して言えるのは、作り手の目線と視聴者の目線がすごく明確に見えているのがすごい」と言い、「監督は引き算のお芝居を常に教えてくれます」と感謝する。井浦は「誰が犯人という面白さをもしっかり描きながら、主演だけではなく登場人物すべての人と関わりあって生まれるドラマを作っているのは本当に素晴らしい」と絶賛していた。(取材・文:高山美穂)
金曜ドラマ『最愛』は、TBS系にて今夜10月15日より毎週金曜22時放送(初回15分拡大)。