長濱ねる、“アイドルの現場”で改めて感じた「アイドルの持つ力」

10月2日、3日に東京・お台場青海周辺エリアで行われた国内屈指の大規模アイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021(以下、TIF)」で、イベントを盛り上げるチェアマンに抜てきされた長濱ねる。前任の指原莉乃から大役を受け継いだ彼女は、アイドルの魅力を掘り下げるため、会場中を駆け回った。そんな長濱に10月2日の夜にインタビューを行い、ライブの現場で改めて感じた“アイドルの持つ力”を聞いた。
【写真】ますますかわいく、美しくなった長濱ねる(撮り下ろし写真7枚)
■“TIFならでは”の光景に懐かしさも
――TIF開幕前に放送された『ねる、取材行ってきます〜TOKYO アイドルタイムズ〜』(フジテレビ)や実際の現場で、熱心に取材されていました。ステージに立つ方々のお話を聞いて、アイドルたちのTIFに懸ける思いをどう感じましたか。
長濱:遊び心を持ちながら楽しんでいるのが伝わってきました。TIFだからこそ「これをやってみよう」とか「お客さんも面白がってくれるよね」みたいな。そんな雰囲気がとてもすてきだと思いました。
――実際のステージで、特に遊び心を感じられたグループは?
長濱:BiSHさんです。メンバーの方々が「TIF名物」とおっしゃっていましたが、持ち時間の30分間で1曲(「BiSH‐星が瞬く夜に‐」)だけを6回も繰り返していて。ファンの皆さんも期待されていましたし、初めて見るお客さんも巻き込みながら盛り上げていたのは「さすがだな」と感動しました。
――けやき坂46、欅坂46としてTIFに出演経験もある長濱さんですが、2年ぶりの有観客開催となったTIFで懐かしさや新鮮さを感じた部分はありましたか。
長濱:ステージのバックヤードで、ほかのグループ同士が交流している姿は、“TIFならでは”の光景で懐かしくなりました。コロナ禍でライブの形が変わっての開催で、お客さんが声を出せないといったマナーを守りながら楽しんでいて。自分たちの思いを拍手に乗せて、形を変えて伝えようとする気持ちが伝わってきました。
改めて、有観客ライブの良さも感じられましたし、どのグループもお客さんを巻き込もうと一生懸命で、お互いが歩み寄っている空気感をMCでステージへ立ったときに感じていました。
――アイドルとしても出演経験があるからこその見方ですね。そうした空気感から離れると、日々、考え方も変わってくるものですか。
長濱:アイドル時代は、人と積極的に話すのが苦手だったんですよね。1人になってからは、いろいろな方からお話を聞きたいと思って、番組などでカメラが回っていないときに共演者の方などへ自分から話し掛ける機会も増えました。人に興味があるので、TIFのチェアマンも楽しかったです。