後藤真希、「カッコよく見せたい」意識が強かった10年前 活動休止を経た36歳の現在地
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モーニング娘。3期メンバーとして衝撃のデビューから22年。後藤真希が10年ぶりとなる有観客ライブ「後藤真希 Billboard Live 〜Reply〜」を28日に大阪、来月5日には横浜で開催。さらに29日に発売する10年ぶりの写真集「ramus」(講談社)も発売前に重版3刷が決定するほどの話題に。現在も圧倒的な存在感を放つ36歳になった後藤に、活動休止をした10年前と現在の心境の変化などを聞いた。
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■10年ぶりの有観客ライブ&写真集は「今の私を感じてほしい」
――10年ぶりに写真集をリリースされますが、本作にどんな思いを込めましたか?
後藤:タイトルの「ramus」はラテン語で「枝」を意味しています。これまでの経験や周囲からいただいた愛情で、一つ一つの枝を生やしてこられたと思って。ファンのみなさん、支え続けてくれた家族やスタッフさんへの感謝を込めて、撮影に臨みました。
10年ぶりの写真集『後藤真希写真集 ramus』(講談社)
――現在は36才となり、本作は30代初の写真集でもありますね。
後藤:今振り返ってみると、前作の時は「自分をカッコよく見せたい」という意識が強くて、自分自身で色を付けていた気がするんです。こんな雰囲気でいこうとか、こんな色でいこうとか…。今回の撮影では深く考えず、現場の雰囲気に合わせてナチュラルな自分でいられましたし、出来上がりも自分で透明感を感じる一冊になりました。
それと、前作の時はまわりのスタッフの方が男性ばかりで、自分も強くいないと引っ張れないから、だいぶ男っぽかったんですよ(笑)。今は女性スタッフの人数が多くなったので、おだやかに丸くなったと思います。
――2011年12月に千葉・幕張メッセで行った活動休止ライブ以来、約10年ぶりの有観客ライブが目前に迫ってます。今回のタイトルにある「Reply」にはどんな意味を込めましたか?
後藤:分かりやすくシンプルに。支え続けてくれたみなさんへの感謝を「Reply(返信)」したいと思って付けました。
――ライブ自体は昨年12月以来で、前回は無観客配信でしたね。
後藤:昨年の配信ライブではファンの方の顔が見えないので、正直、戸惑いや違和感がありました。カメラの向こうで「たぶん昔からのファンの人が見てくれているんだろう」と想像はしていたのですが、やっぱり顔を見ながら歌いたいという思いが強かったので、本当に楽しみです。
――今回はお客さんのいる安心感もありそうですね。
後藤:(感染対策のため)ファンの方は声を出せないので残念です。ハロプロ時代からのコンサートを経験してきた方はみんな「オイ!オイ!」って声を出したいと思うんですよね(笑)。ビルボードという大人っぽい雰囲気の会場で、バンドスタイルでやるのは新しい挑戦で未知数な部分もありますが、新しい自分を受け止めてもらえるチャンスでもあるので。とにかく今の私を感じてもらえればと思います。
――どんな内容になるのか楽しみです。
後藤:セットリストでは「この曲ならこのツアーを思い出すよね」とこれまでの私のライブを凝縮して振り返ってもらえるように意識してます。オープニングからカッコよくてエモいんです!「え、この曲歌うの?」と感じてもらえるようなサプライズもありますよ。