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後藤真希が語る、平成と令和のアイドルの違い 「みんなが1番になりたかった」ギラギラしていたモーニング娘。時代

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後藤真希
後藤真希 クランクイン! 写真:米玉利朋子(G.P.FLAG inc)

 後藤真希が、デビュー25周年イヤーを記念するニューアルバム『COLLECTION』を10月15日にリリースする。Da-iCEの花村想太とのコラボレーション楽曲「チェケラ」のほか、Adoの「踊」「唱」などの楽曲提供で知られるプロデューサー・Gigaによる完全プロデュース楽曲、モーニング娘。のソロ歌唱カバー3曲「そうだ!We're ALIVE」「Memory 青春の光」「NIGHT OF TOKYO CITY」などを収録した、ファン待望の収録内容になっている今作。アルバムに込めた思いや楽曲の聴きどころ、さらに“アイドル界のレジェンド”と言ってもいい後藤にとっての「アイドルとは」という究極の質問をぶつけてみた。

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■新アルバム『COLLECTION』は「良い意味でまとまりがない」

――本作は、デビュー25周年イヤーを記念するアルバムです。初回生産限定BOXにはハロー!プロジェクト時代のMusicVideo集も収められる、本当にスペシャルなアルバムになりますが、出来上がったものを聴いてみていかがですか?

後藤:良い意味でまとまりがない、COLLECTIONと名付けるにふさわしいアルバムになりました。コレクションは「収集品」という意味だけでなく、ファッションショーのタイトルや、また美術品や骨董品などの“宝物”を集めることにも使われます。さまざまな捉え方をしてもらえるようにこのタイトルにしたのですが、全7曲どれもテイストの違うものが集まって、本当に楽しいアルバムになったと思います。

――モーニング娘。時代の楽曲も3曲収録されます。なぜこの3曲をセレクトされたのでしょうか。

後藤:「Memory 青春の光」と「NIGHT OF TOKYO CITY」は、私がモーニング娘。に加入する前にリリースされた曲です。加入前から大好きだった2曲で、その頃のモーニング娘。といえば、こういう楽曲の雰囲気のイメージだったんですよね。なんだか儚くて、だけどかっこいい……みたいな。そんなアイドルになりたくてオーディションを受けたのですが、私が加入した途端に「LOVEマシーン」のような方向にチェンジして(笑)。「あれれ? 私のモーニング娘。のイメージとだいぶ違うぞ?」と思ったことを覚えています。

『COLLECTION』カバービジュアル
――「NIGHT OF TOKYO CITY」はファンの間で「隠れた名曲」として有名ですよね。

後藤:本当に良い曲ですよね。2007年にモーニング娘。のメジャーデビュー10周年を記念する「モーニング娘。誕生10年記念隊」が結成されて、そのツアーで2曲とも歌わせてもらったのですが、本当に気持ちが良くて。「あぁ、やっぱり好きだな」と思ったので選曲しました。

――「そうだ!We're ALIVE」はどんな理由があったのでしょうか。

後藤:アルバム収録曲を発表した際、上記2曲以上に「意外だ!」と言われたのが「そうだ!We're ALIVE」でした。テレビでモーニング娘。の過去の映像が流れる時も、だいたい「LOVEマシーン」か「ハッピーサマーウェディング」が選ばれるんですよ。盛り上げ曲ではあるものの、なかなか代表作として挙げられないからこそ選曲してみるのも面白いかなと思って選曲してみました。

モーニング娘。のみんなで歌うのもいろんな表情が見えて楽しい曲ではありましたが、私がひとりでレコーディングで歌ってみたところ、かっこいい路線でまとまったんです。私らしい「そうだ!We're ALIVE」に仕上がったので、ファンの方にはぜひ聴き比べて楽しんでみてほしいです。


――新曲2曲についても聞かせてください。「What?」と「Which? Prod. Giga」共にテンポの速い激しい楽曲になっていますね。

後藤:「What?」に関しては、サビで「What?」としか言っていません(笑)。その斬新さがかっこよくて気に入りました。ラップから始まる歌というのも、私の楽曲では今までになかったタイプ。歌詞もオシャレで、速すぎて歌うのが大変ですが、とても好きな楽曲になりました。

「Which? Prod. Giga」の方は、Gigaさんらしい雰囲気が詰まっている楽曲。ボカロっぽく聞こえる部分があったりと、こちらも私にとっては珍しい楽曲になっています。

――そして、Da-iCEの花村想太さんとコラボレーションした「チェケラ」。一緒に歌ってみてどうでしたか?

後藤:YouTubeでもレコーディング風景を上げましたが、花村さんがどれだけ真剣に音楽を作っているかが見て感じ取れて、すごく勉強になりました。また、楽曲に対して私が思ったことを曖昧にしか伝えられなくても、それを理解するスピードが早い。例えば「MVのこのシーンはこんなイメージにしたい」とふんわり伝えただけで、「なるほどね!」とすぐに納得してくれるんです。すごく鋭い感覚を持った人だなと思いました。

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■後藤真希にとっての「アイドル」とは?

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