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【月刊ローチケ】東京にこにこちゃん『ピカソぶっ飛ばせなくて、ごめん』/猫背椿×今立進×萩田頌豊与インタビュー

演劇

(左から)今立進、萩田頌豊与、猫背椿
(左から)今立進、萩田頌豊与、猫背椿 写真:明田川志保

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 8月26日よりザ・スズナリにて東京にこにこちゃんの最新作『ピカソぶっ飛ばせなくて、ごめん』(作・演出:萩田頌豊与)が開幕する。昨年上演された『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』では国民的アニメの声優の人生を朝ドラ顔負けの一代記として描き、劇団史上最高動員数を記録。さらに、4月にはナカゴーの新作公演『ずっと洋画みたいだね』の作・演出を手がけた。劇作家としてますますの活躍を見せる萩田頌豊与がこの夏新たに挑むのは、父と子を巡る物語。これまでも断続的に“父”をモチーフにした作品に取り組み続けてきた萩田だが、本作では、画家であった実父の数奇な人生を、過去最大スケールかつ最初で最後の一代記として描き切る。ザ・スズナリでの初上演でもある勝負作に萩田が熱烈出演オファーを送ったのは、今立進(エレキコミック)と猫背椿だ。数々の「笑い」と「物語」に唯一無二の存在感を宿らせてきたその道のプロと目指すいくつもの嘘とその先に光る本当、怒涛のボケと大いなる笑いと純度200%のハッピーエンドとは? 本作について3人に話を聞いた。

【写真】笑いの絶えない座談会の様子が伝わってくる! 猫背椿×今立進×萩田頌豊与、撮りおろしショット

◆念願のキャストでスズナリ進出 バツ5の画家だった父を描く

――まず、本作の出演の経緯からお聞かせ下さい。

今立:僕は芸人で、演劇にはほとんど馴染みがなかったんです。そんな中で声をかけていただけたことがまずうれしかったので、役どころなどはあまり分からないままお引き受けをしたんですけど、蓋を開けたら、主演みたいな感じだったのでびっくりしています! 

萩田:そうなんです! 今立さんには、バツ5の画家だった僕の実父役を演じていただきます。

今立:エレキコミックの二人が50歳を迎えるにあたって『50』というコントライブをやった時に、僕がその場で離婚を発表したんですよ。それを萩田さんも見ていらして、ピンときたとかで…。

萩田:何と言っても、決め手は哀愁でした。

今立:人と比べて抜群に背中が寂しかったらしく、それがすごくよかったと。だから僕のシーンは全編背中の演技になる可能性があります! あ、でも、お父様と比べると、バツがあと4足りないですけど、大丈夫です? さすがに8月までにバツ4は間に合わなさそうですけど…。

萩田&猫背:あははは!

――猫背さんは若手劇団も含め、普段からかなりの数の演劇を観劇されていらっしゃって、東京にこにこちゃんもすでにご存知だったとか…。

猫背:そうなんですよ。多い時は年間100作ほど観ていました。東京にこにこちゃんの作品は3年前位から観ていて…。元々鎌田順也くん率いるナカゴーがすごく好きで、メンバーの高畑遊ちゃんが出ていたことをきっかけに観に行ったんですよ。とにかく、ギャグやボケの手数の多さが桁違いで、初手から圧倒されたのを覚えています。

今立:荒唐無稽なボケも多いのに、ちゃんとまとまっているのがすごいですよね。

猫背:そう! でも、笑っている間に次の笑いを逃しちゃうから、実質7割位しか受け取れてないんだろうなって…(笑)。そのスピード感も持ち味ですよね。だから、今回は全てのギャグやボケを台本で読めることがまずすごく楽しみです!

萩田:あまりにボケるもんだから、「今はこれでいいかもしれないけど、ここからきっとボケ数を減らしていくと思うよ」とか言われることもあったんですよ。でも、そう言われれば言われるほど、ぜってー減らすもんか、と意地になって、どんどん増えていったんです(笑)。しかも今回は笑いやコメディのプロフェッショナルである今立さんと猫背さんにせっかく出ていただくわけですから、ぜってーぜってーボケ数は減らしません! 

今立:僕も実は芸人を目指していた大学の頃はボケ担当でネタも作っていたんですよ。そこからツッコミに転身をしたタイプなので、今回は久しぶりにボケまくれるんだな、という新鮮な気持ちですし、同時に丸裸にされちゃいそうだなとも覚悟しています(笑)。また1から笑いに向き合うというか、ちょっと昔を思い出す感じにもなりそうで楽しみです。

猫背:私もとにかくお客さんにはいっぱい笑ってほしいし、「ウケたい!」っていう気持ちが強いんですよ。面白いセリフを喋りたくて、面白い演劇に出たくて俳優をやっていると言っても過言じゃないくらい(笑)。だから、今回萩田さんの書いたセリフを言えるのが本当に楽しみなんですよね。本が面白ければ面白いだけプレッシャーにもなるんですけど、「本で読んだ時の方が面白かった」ということには絶対ならないようにしっかり務めたいと思います!

萩田:題材が題材だけに、構想当初から父の相手となる役もかなり重要だと考えていました。東京にこにこちゃんの作品は毎回そうですが、今回はとりわけ「笑い」と「物語」の両立が重要になってくる。そう思った時に、僭越ながら「猫背さんしかいない!」と思ったんです。コミカルにもシリアスにも作品を輝かせて下さる猫背さんに全幅の信頼を寄せています。

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◆配役の決め手は10年ぶりの再会?!

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【公演概要】

東京にこにこちゃん本公演『ピカソぶっ飛ばせなくて、ごめん』
東京にこにこちゃん本公演『ピカソぶっ飛ばせなくて、ごめん』本チラシ

東京にこにこちゃん『ピカソぶっ飛ばせなくて、ごめん』

◆日程・会場
8月26日~30日:東京・ザ・スズナリ

◆作・演出
萩田頌豊与

◆出演
今立進(エレキコミック)
木乃江祐希(ナイロン100℃)
高畑遊(ナカゴー)
西出結
てっぺい右利き(パ萬)
加藤美佐江
東野良平(劇団「地蔵中毒」)
立川がじら(劇団「地蔵中毒」)
猫背椿

※高畑遊の「高」は「はしごだか」が正式表記

【公式サイト】https://tokyoniconicochan.amebaownd.com
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