後藤真希、「カッコよく見せたい」意識が強かった10年前 活動休止を経た36歳の現在地
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■「私が歌いたかった!」ほかのハロプロメンバーの楽曲とは?
――ご自身のYouTubeチャンネルで、最近ソロデビュー曲「愛のバカやろう」やシャッフルユニット曲「赤い日記帳」をセルフカバーしていますね。歌っていた当時との変化は?
後藤:声の出し方は多少なりとも変わったのかな。改めて振り返ると、昔、自分がそんなに好きではなかった強く歌ってしまうクセを意識的に抜きました。あと、歌詞の意味をワンフレーズごと理解できるようになりましたね。「赤い日記帳」の当時、私は15歳だったので「(サビの歌詞)愛がいつまでも燃えるように」とか、普段使わない言葉でしたし。「(出だし)今日のあなたは少し優しく感じました」の歌詞も、どうして優しいのか分からなかったんです。(笑)
「赤い日記帳」をセルフカバーした後藤真希 公式YouTubeチャンネル「ゴマキとオウキ」
――歌い方のクセを治すのは大変そうですが…。
後藤:10年前の活動休止後、音楽から離れようと一時的に何も聴かない期間がありました。その後、自分が歌う立場ではなく「聴く専門」になると、フラットな気持ちで聴けて、いろんなジャンルの楽曲のいいなって部分をインプットできるようになったんです。そうしたら、客観的に自分の歌い方の改めたい部分が自然と見えてきましたね。
――ちなみにハロプロの曲も聴いたりしましたか?
後藤:聴きますよ。ハロプロ楽曲の中で、本当は「私が歌いたかった」と思う曲がたくさんありますし。例えば、高橋愛ちゃんや里田まいちゃんたちのシャッフルユニット・エレジーズ(高橋、里田、田中れいな、柴田あゆみ)の曲とか好きでしたね。あやや(松浦亜弥)の「横浜ロンド」や「dearest」もですし、GAM(松浦と藤本美貴のユニット)の「Thanks!」も、「この曲、歌ってみたいな」と思っていましたね(笑)。
――「ゴマキ」というニックネームには違和感があったとか。
後藤:そうですね。自分のことを「ゴマキ」って言わないし、一般的な呼び方って感じで。昔から見守ってくださっている方は「ごっちん」や「ごっつぁん」と呼んでくれていますね。なのに、私のYouTubeチャンネルのタイトルは「ゴマキのギルド」と「ゴマキとオウキ」なんですよね(爆笑)。割り切って使っています。