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松本伊代、封印した過去も「“センチメンタル・ジャーニー”のおかげで、今の私がある」

エンタメ

◆56歳になって、宝物がもう一つ増えた

 コンサートで『センチメンタル・ジャーニー』を歌うと、「女性だけでなく、男性も一緒に振り付けをやってくれるんですよ。すごくうれしいです」と目尻を下げる松本。「『センチメンタル・ジャーニー』のおかげで40年も歌い続けることができたと思いますし、改めて本当にステキな曲だなと思います。“16だから”なんて、心の中ではごめんなさいと思いますけど(笑)。いつまでも大切に歌い続けていきたいです」と心を込める。


 『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』には、2020年10月7日に亡くなった筒美京平さんの未発表のメロディが、新曲『イエスタデイ・ワンス・モア』として収められている。1975年頃にビクターのディレクターが預かった未使用のメロディだそうで、たまたまリリースをする機会を逃していたのだとか。アルバムに収めるにあたって作詞を担当したのは、『センチメンタル・ジャーニー』と同じ湯川れい子。松本は「湯川先生と電話をして、“ヒロミさんと出会ったきっかけは?”“新婚旅行はどこに行ったの?”“最近はどうしている?”などいろいろとお話させていただいて。今の私をイメージして、湯川先生が詩を書いてくださった。年齢を重ねた、今の等身大の私を書いてくださった」と彼女の人生と重ね合わせながら作られた曲だという。


 「京平先生のメロディもとてもやわらかくて、かわいらしくて、今の私に合っているなと感じられるものだった」そうで、「京平先生のメロディと湯川先生の詩によって、“私はこうやって歌っていたんだな”とたくさんのことを思い出しました。歌わせていただけてとても幸せ」とにっこり。『センチメンタル・ジャーニー』が不安を抱きながらも好奇心とともに旅に出ることをつづった曲ならば、『イエスタデイ・ワンス・モア』は過去を振り返りながら、これまでの道のりを信じて生きていくことを歌った1曲。この2曲を通して、彼女の人生の旅路が見えてくるよう。松本は「56歳にして、もう一つ宝物が増えました」とうれしそうに語っていた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

『トレジャー・ヴォイス[40th Anniversary Song Book]Dedicated to Kyohei Tsutsumi』通常盤ジャケット (C)ビクターエンタテインメント
 『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』は、ビクターエンターテインメントより12月22日発売。価格は、通常盤3300円、日本テレビの番組で代表曲を歌唱するシーンを収めたDVDが付く生産限定盤が7700円(各税込)。

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