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松本伊代、封印した過去も「“センチメンタル・ジャーニー”のおかげで、今の私がある」

エンタメ

松本伊代
松本伊代 クランクイン! 写真:高野広美

 伊代はまだ 16だから――。日本歌謡史を語る上でも欠かせない大ヒット曲『センチメンタル・ジャーニー』で1981年に歌手デビューした松本伊代。自分の名前と年齢が登場する歌詞、それにばっちりと合ったポップなメロディ、かわいらしい振り付けも印象的で大人気となった同曲について、松本は「(作曲した)筒美京平先生のピアノに合わせて、歌いながらメロディが出来上がっていった」と誕生秘話を告白。今年はデビュー40周年を迎え「『センチメンタル・ジャーニー』のおかげで、今の私がある」と感謝しきりだが、20歳前後から数年は同曲を「封印してしまった」過去があるという。30年ぶりの新作アルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』の発売を前に、松本が「センチメンタル・ジャーニー」との出会いと傾ける愛情を語った。

【写真】松本伊代、いつまでも変わらないスレンダースタイル

◆最初は気恥ずかしかった“伊代はまだ 16だから”―名曲誕生の瞬間とは?

 “花の82年組”の代表的存在として、トップアイドルとして活躍してきた松本伊代。デビュー40周年記念アルバムとなる『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』の収録曲はすべて、昭和の歌謡界を代表するヒット・メーカーである筒美京平さんの作品で構成され、自身のオリジナル曲からは『センチメンタル・ジャーニー』、『ラブ・ミー・テンダー』、『虹色のファンタジー』、『ビリーヴ』、『ポニーテイルは結ばない』の5曲をセルフリメイク。演奏はオリジナルの音源を使用し、すべてニューボーカルで録音された。


 同アルバムに収録された『センチメンタル・ジャーニー』を聴いても、サウンドも歌声も発売から40年経った今もまったく色あせない魅力が感じられる。同曲の誕生秘話を聞いてみると、最初に出来上がったのは湯川れい子による歌詞だという。松本は「“伊代はまだ 16だから”という歌詞を受け取って、自分の名前が織り込まれているし、私自身は自分のことを“伊代は”と言わないのでびっくりして(笑)。ちょっと恥ずかしいな、私に歌えるかなと不安でした」と笑顔で述懐。

 その歌詞を手に、作曲を手がけた筒美さんのもとへ向かったという松本。「グランドピアノが置かれた部屋にお伺いして、京平先生のピアノに合わせて歌うことになりました。それが先生との初対面。私の声や音域を確かめながら、その場で先生が曲を作っていったように思います。不思議なことに京平先生の作り出すメロディに乗って歌っていったら、メロディと歌詞がぴったりと合っていく。気恥ずかしさも消えて、大好きな歌になりました」と名曲の生まれた瞬間を振り返る。

◆『センチメンタル・ジャーニー』封印の過去

「センチメンタル・ジャーニー」ジャケット (C)ビクターエンタテインメント
 『センチメンタル・ジャーニー』は大ヒットし、松本は日本レコード大賞新人賞を受賞。日本中の誰もが口ずさむような1曲となった。松本は「当時は、いろいろな人から“いつまで16だからと歌うんだ”と言われることもあって。ずっと歌うに決まっているだろう!と思っていた」と笑いながら、「でも20歳くらいになると、大人の曲が歌いたくなったりして…。少しずつ“16だから”と歌いづらくなってしまった。20歳から数年は封印してしまった時期があるんです。バラエティーや映画もやらせていただき、歌手としてももっと頑張りたいと思っていた」と打ち明ける。

 松本は1993年にタレントのヒロミと結婚し、その後出産。芸能活動を休止した際に、封印を解きたくなったと続ける。「芸能活動をお休みしている時期に、歌番組を客観的に観られるようになって、私はこんなにステキな場所にいたんだと感じて。みなさんが歌っている姿にも感激しました。そのときに“『センチメンタル・ジャーニー』を歌わないなんて、なんと失礼でもったいないことをしているんだろう”、“歌いたい、歌わなくちゃ”と思いました」としみじみ。「ヒロミさんも“歌いなよ”と言ってくれて、背中を押されました。また早見優ちゃん、堀ちえみちゃんと一緒に『キューティー★マミー』というユニットを結成したことも、歌うきっかけになりました。一人では歌う自信がないけれど、優ちゃんとちえみちゃんがいてくれたので、それならまた歌えるかもしれないと思った」と夫や同期デビューの2人が支えてくれたと話す。

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