孤独な場所で

【解説/みどころ】
破滅型の脚本家と女優の卵との、愛と破局を描いたフィルム・ノワールの傑作。ハリウッドの高級クラブで働く女性が何者かに殺され、容疑者として脚本家ディクソン・スティールが拘束される。彼のアリバイを証明したのは隣人の若手女優ローレル。これをきっかけに二人は仲を深め、愛し合うようになる。が、ディクソンに対する警察の追求の手は強まっていき、やがてローレルも彼を疑いはじめ、孤独にさいなまれたディクソンは酒と暴力に溺れていく……。運命にほんろうされる男の憂いをH・ボガートが切々と演じ見事。また当時N・レイ夫人だったG・グレアムも揺れ動く女性を繊細に演じた。ちなみにレイとグレアムは撮影終了後、映画と同様に破局を迎えている。日本では1996年に劇場公開。DVDは「フィルム・ノワール コレクション(1)」に収録。
- キャスト
- ハンフリー・ボガート/ グロリア・グラハム/ フランク・ラブジョイ/ アート・スミス/ マーシャ・スチュアート/ ジェフ・ドネル/
- スタッフ
- 監督: ニコラス・レイ 脚本: アンドリュー・ソルト
- 原題
- IN A LONELY PLACE
- 上映時間・制作年
- 93分/1950年
- 制作国
- 米
- 配給
- 洋画マイナー
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