浮草物語

【解説/みどころ】
池田忠雄=小津安二郎の名コンビによる人情ものの傑作。ドサ回りの一座の座長・喜八は、昔の女がいる田舎町に興行に行く。女には、喜八の子供がいて、立派に成長し、喜八をおじさんだと思い込まされている。一座の看板女優で、喜八の情婦でもある女は、昔の喜八の女に嫉妬して、妹分の女優に喜八の息子を誘惑するようにしむける。騒動が起こり、息子はおじさんだと思っていた喜八が実の父だと知ってしまう……。坂本武を主人公にしたいわゆる“喜八”ものの一作で、旅一座の哀感と、人々の細やかな心情とを小津安二郎ならではの淡々とした空間に描いた。1959年に小津自身が自ら「浮草」という題名でリメイクしている。
- キャスト
- 坂本武/ 飯田蝶子/ 三井秀男/ 坪内美子/ 突貫小僧/ 八雲恵美子/ 西村青児/ 八雲理恵子/
- スタッフ
- 監督: 小津安二郎 脚本: 小津安二郎 池田忠雄 原作: ジェームス槙
- 上映時間・制作年
- 86分/1934年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 松竹蒲田
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