ソドムの市〈1975年〉

【解説/みどころ】
監督のパゾリーニは、この作品の撮影直後、1975年11月2日に、ゲイ関係のもつれから、出演者だった少年に殴り殺されるというスキャンダラスな最期を遂げた。だが、作品はそれ以上にスキャンダラス。サドの原作を、第二次大戦下の敗色の濃いイタリアに置き換えている。4人の権力者たちは、かり集めた美少年美少女たちと、レイプ、スカトロ、ゲイ、ソドミー、オナニー、そして殺人と、ありとあらゆる性的な狂宴の変態パノラマ・パフォーマンスを繰り広げる。そこにあるのは、常に宗教を意識したパゾリーニの強烈な反体制思想だ。DVDタイトルは「パゾリーニ・コレクション ソドムの市【オリジナル全長版】」。
- キャスト
- パオロ・ボナチェッリ/ ジョルジョ・カタルディ/ ウベルト・パオロ・クィンタヴァッレ/ アルド・ヴァッレッティ/ カテリーナ・ボラット/ エルザ・デ・ジョルジ/
- スタッフ
- 監督: ピエル・パオロ・パゾリーニ 脚本: ピエル・パオロ・パゾリーニ 原作: マルキ・ド・サド
- 原題
- SALO,OLE 120 GIORNATE SODOMA
- 上映時間・制作年
- 116分/1975年
- 制作国
- 伊
- 配給
- ユーロスペース
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