【解説/みどころ】
原作は軒上泊の『九月の街』で、これを寺山修司が脚色しているが、でき上がった脚本はほとんどオリジナルといってもいいほどの斬新さを見せている。このシナリオにもとづいて「もう頬づえはつかない」の東陽一が演出。高校野球部の三塁手として活躍していたサード、数学 IIBが得意な IIB、新聞部とテニス部の女の子二人。この4人が、“どこか大きな町へ行こう“ということになり、そのためには金が必要だと、売春を始める。最初は順調に行ったが、ヤクザに引っかかり、サードは傷害事件を起こして少年院に入れられることに。4人の少年少女の生きる姿を東陽一と川上皓市のコンビがみずみずしく描き、新鮮な味わいの傑作にしている。もちろん脚本・寺山修司の功績も忘れてはならない。
- キャスト
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永島敏行/
吉田次昭/
森下愛子/
島倉千代子/
内藤武敏/
志方亜紀子/
片桐夕子/
峰岸徹/
- スタッフ
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監督:
東陽一
脚本:
寺山修司
原作:
軒上泊
- 上映時間・制作年
- 102分/1978年
- 制作国
- 日本
- 配給
- ATG=幻燈社
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