『太陽とボレロ』監督・脚本の水谷豊自ら出演 田口浩正、檀ふみら追加キャストも発表
映画
水谷豊監督作品第3弾となる映画『太陽とボレロ』の公開日が6月3日に決定。追加キャストとして、田口浩正、田中要次、檀ふみらのほか、水谷自身も物語のキーパーソンとして出演することが発表された。
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ある地方都市のアマチュア交響楽団。主宰者である主人公の花村理子（檀れい）は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく、必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートが始まる―。
発表されたのは、楽団のクセの強い面々を演じる実力派＆個性派のキャスト陣。
田口浩正が演じるのは、交響楽団のオーボエ奏者・牧田九里郎。牧田はクラシックを愛するがゆえに大迷走。やがて予想だにしない展開を巻き起こす。
楽団員の中では珍しく温厚な性格で穏やかにみんなを見守るホルン奏者・遠藤正道役には田中要次。楽団最年長で明るく親しみやすい性格のフルート奏者・池田絹役は藤吉久美子。楽団解散を聞く前から仕事の都合で退団が決まっていた気楽なコントラバス奏者・吉村益雄役を六平直政が務める。
資金不足に悩む主人公・花村理子に忍び寄る怪しいアパレルバイヤー・畑中善行役を山中崇史。そして、ある問題を抱える理子の母親・花村頼子役を務めるのは、水谷監督の前作『轢き逃げ』にも出演し、監督から再度オファーを受けた盟友・檀ふみ。
さらに、老舗呉服屋の御曹司で副指揮者の片岡辰雄を演じるのは河相我聞。河相演じる片岡は、あまりの空気の読めなさから楽団では浮いた存在。なかでも特にそりが合わない楽団員がチェロ奏者・与田清。顔を合わせればケンカばかりの2人だが、そんな与田を演じるのは原田龍二。原田演じる与田は楽団のリーダー的存在で片岡の自分勝手な発言に突っかかってしまう場面も。
監督・脚本の水谷豊が「オーケストラの演奏シーンはごまかさずに撮りたかったので、吹き替えは一切考えていませんでした」と語るように、本作出演にあたりオーケストラメンバーは、満載の演奏シーンに備えるため楽器を猛特訓。実力派キャスト陣の演技はもちろん演奏も見どころだ。
さらに、水谷は主人公・理子の音大時代の恩師であり、弥生交響楽団の指揮者・藤堂謙として出演する。藤堂はトラブルに見舞われながらも、楽団を優しく見守り、物語の鍵を握る役どころ。「役者が演じる指揮者としてではなく指揮者としてどこまで出来るか挑戦をした」という水谷の指揮ぶりにも注目だ。
映画『太陽とボレロ』は、6月3日より全国公開。
キャストコメント全文は以下の通り。
