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<第45回日本アカデミー賞>西島秀俊が最優秀主演男優賞初受賞 「3月11日にこの賞をいただけたことに大きな意味があると思う」

映画

 「第45回日本アカデミー賞授賞式」が11日、都内で開催され、『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊が最優秀主演男優賞を受賞した。西島は「3月11日にこの賞をいただけたことになにか大きな意味があると思う」と胸の内を明かした。

【写真】西島秀俊が出演した『ドライブ・マイ・カー』

 第74回カンヌ国際映画祭で日本映画史上初となる脚本賞をはじめ4冠を達成すると、第94回アカデミー賞でも作品賞、脚色賞、監督賞、国際長編映画賞の4部門でノミネートされるなど世界的に大きな評価を受けている『ドライブ・マイ・カー』。

 そんな本作で主演を務めた西島は「このような名誉ある賞をいただいて本当に感謝しています」としみじみ語ると「濱口(竜介)監督、そしてスタッフの皆さんの力でいただいた賞だなと思っています。本当にありがとうございました」と頭を下げる。

 さらに西島は「岡田将生くん、霧島れいかさん、三浦透子さん、そして世界中から参加してくださった俳優の皆さん」と語り掛けると「僕たちはとにかく毎日本読みをしていました」と濱口監督の独特の演出に触れる。続けて西島は「改めて相手の言葉に耳を澄ますことが、自分の演技ではなく、相手がそこにいることにすごく影響を与えるんだと改めて実感させてもらえた現場でした」と気づきが多い撮影だったことを明かす。

 また西島は、この日が3月11日であることに触れると「いま世界が混乱していて、いろいろなつながりが切れるなか、そして東日本大震災から11年という日に、人とのつながり、魂の再生がテーマのこの物語がこうやって賞をいただけたということ、なにか大きな意味があるのではないかと感じています」と発言。

 最後に西島は「これからも人生、そして人に寄り添い希望を持つような素晴らしい作品に参加したいと思っています。日本映画のために、これからも身をささげたいと思っています」と誓いを立てていた。

■優秀主演男優賞(★が最優秀賞受賞者)
★西島秀俊『ドライブ・マイ・カー』
佐藤健『護られなかった者たちへ』
菅田将暉『花束みたいな恋をした』
松坂桃李『孤狼の血 LEVEL2』
役所広司『すばらしき世界』

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