市川染五郎、親子役を演じた西島秀俊に感謝「自然と息子になれた」
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俳優の市川染五郎が18日、都内で開催された『人間標本』プレミアイベントに、共演の宮沢りえ、伊東蒼、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、原作の湊かなえ、廣木隆一監督と共に出席。親子役で共演した西島秀俊に感謝した。
【写真】西島秀俊はロンドンから中継でイベントに参加
本作は、ベストセラー作家・湊かなえがデビュー15周年を記念して書き下ろし、「一番面白い作品が書けた」と自負する同名小説を実写ドラマ化。“イヤミスの女王”と呼ばれる湊が、10年来温めてきた「親の子殺し」というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、チョウの研究者である榊史朗教授(西島)が、息子・榊至(染五郎)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたとの衝撃の告白から始まるミステリーサスペンスだ。
西島と親子役を演じた染五郎は「西島さんは意識的にグイグイ引っ張ってくださるという感じではなくて。自然と父親として、榊史朗という人物として現場にいてくださった。ナチュラルに、存在で引っ張ってくださるような感じがして」と回顧。「親子の日常のシーンが最初(の撮影)で『いきなり親子のナチュラルな距離感を作れるのかな?』と思っていたのですが、自然と父親としてそこにいてくださったので、こちらも自然と息子になれた」と西島に感謝し「作品の中で描かれていない、親子の人生も見えるような、それくらいの距離感を最初から作れたというのは、本当に西島さんのおかげです」と語った。
イベント中盤では、主演の西島が海外撮影中のロンドンから中継で参加。染五郎が「お父さ~ん!」と呼びかけると、西島がスクリーンに登場した。西島は「今日ロンドンで撮影をしていて。残念ながらそちらに行くことができません。今ものすごく盛り上がっているのを聞いていて、本当に行きたかったです(笑)」と残念がっていた。
撮影のエピソードを山中は「『魔術師の目』というせりふがあったんですけど、それが僕らの中で大流行りして」と明かし「何かあったら『魔術師の目』って言ってた記憶があります」と告白。宮沢は「私のせりふなんですよね」と明かし「『魔術師の目』をよく噛んでたんですね。それを今いじってるんだと思います(笑)」とツッコんだ。山中は「いじってない、いじってないです!」と笑いながら焦っていた。
ドラマシリーズ『人間標本』は、Prime Videoにて12月19日より全5話一挙配信。

