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『私ときどきレッサーパンダ』アカデミー賞監督が描く“共感不可避な親子の絆”に注目

アニメ

映画『私ときどきレッサーパンダ』場面写真
映画『私ときどきレッサーパンダ』場面写真(C)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ディズニー&ピクサーのアニメ映画最新作『私ときどきレッサーパンダ』が、3月11日よりディズニープラスにて配信開始となった。監督を務めるのは、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で、第91回アカデミー賞短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シー。劇中では、ついつい共感してしまう“リアルな親子関係”が描かれているが、今回ドミー監督が、自身の体験を基にした〈誰もが共感するテーマの考案法〉や〈ピクサーらしい“もしも”の世界〉で描かれる新たなキャラクターについて語った。

【写真】メイ役・佐竹桃華、レッサーパンダをイメージしたキュートなオレンジのワンピース姿

 本作が長編アニメーション初監督作品となるドミー監督は以前、作品作りで最初に考えることについて「まず、“自分が大好きなもの”を考えるの」と語っていたが、本作についても「私は両親が大好きで、子供の頃はとりわけ母と多くの時間を過ごしたわ。だから、ずっと長編映画で母と娘の物語を作りたかったの」と、今回も監督の“大好き”から誕生していたことを明かした。

 主人公メイは、母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のいい子だが、本当は友達とハメを外して遊んだりする一面を持つ女の子。そんな母親の期待に応えたいメイと、ついつい娘の心配をしすぎてしまう母親の“リアルな親子関係”には、監督自身の実体験が色濃く反映されているようで、「メイ同様に、母とは仲が良く、通学、通勤も一緒で、よく旅行にも行ったわ。ただ、全ての子と同じように、成長する中で変わる時期もあった。友達とアニメやコミックに夢中になり、母との時間は減ってきたの。そして母も私の趣味を理解してくれなかった。親に褒められたい気持ちもあったけど、好きなものへの興味も溢れてくる、そんないろんな感情に揺さぶられていたのよ」と語る。

 そんな子供の頃のドミー監督のように、〈自分らしさ〉に葛藤するメイは、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、“モフモフなレッサーパンダ”に変身してしまう。監督は、そんなピクサーらしさ満載の“もしも”の世界で描かれる新たなキャラクターについて「本作では、子供の頃のジレンマを表現しつつ、“レッサーパンダ”がメイに彼女自身の中にある葛藤を気づかせてくれるのよ。誰もが経験する思春期の変化を”モフモフなレッサーパンダ”で表現したかったの」と、作品の重要なテーマが投影されていることを語った。

 さらに、本作はメイだけでなく、娘の成長に一喜一憂する母親の様子にも要注目。『ファインディング・ドリー』や本作のプロデューサーを務めたリンジー・コリンズは「この作品では、親子両方の大変さに敬意を捧げているの。子供たちには『親も大変なんだな』と気づいてほしいし、親には『この時期は子供にとって大変なんだ』とわかってほしい」と、作品に込めた思いを語った。

 アニメ映画『私ときどきレッサーパンダ』は、ディズニープラスにて3月11日より独占配信。

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