『ちむどんどん』比嘉家の“おもてなし料理”に騒然「さよならアババ…」「合掌」の声
黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第1週「シークワーサーの少女」(第3回)が13日に放送され、ラストシーンで比嘉家のおもてなし料理が登場。この場面に隠された意味に、ネット上には「さよならアババ…」「合掌」「究極の食育」といった反響が寄せられた。
【写真】食卓に並ぶ「アババ」
2022年に本土復帰50年を迎える沖縄を舞台にした、連続テレビ小説106作目となる本作。沖縄の本土復帰とともに上京し、西洋料理のシェフを目指し修業をしながら青春を送るヒロイン・比嘉暢子(黒島)を中心に50年の歩みを見つめながら、美しい家族とふるさとの物語を描く。
山でケガをした暢子(子ども時代・稲垣来泉)は、東京からの転校生・和彦(子ども時代・田中奏生)に助けられる。暢子の父・賢三(大森南朋)はそのお礼のために和彦と彼の父・史彦(戸次重幸)を家に招いて料理でもてなすことを提案。大喜びの暢子は、賢三に教えてもらいながらソバ作りを手伝うのだった。
その日の夜。和彦と史彦を招待した比嘉家の食卓には豪華な料理が並ぶ。長男の賢秀(子ども時代・浅川大治)がいないのを見計らって母・優子(仲間由紀恵)は賢三に「賢秀に話した?」とポツリ。これに賢三は気まずそうな表情で「いや…話そうと思ったけど…」と応える。優子が「ええっ?」と驚いていると、そこへ心配そうな表情の賢秀がやってきて「豚小屋にアババがいなかったけど、どこにいるのか?」と質問。賢三はバツが悪そうに「アリ…あの、あれよ…」と言葉をにごす。暢子が和彦や史彦を連れてやってきても賢秀は「父ちゃん、アババはどこにいるわけ?」と問いかける。そんな比嘉家の食卓には、ラフテー(豚肉の角煮)とてびち(豚足の煮込み)が並んでいたのだった。
第1話では豚のアベベとアババをかいがいしく世話していた賢秀。そんな彼の知らないところで、豚肉料理が作られていたことが明らかになり第3回が幕を閉じると、ネット上には「さよならアババ…」「合掌」「そういうことです」「美味しそうになっちまって…!!」などの声が相次いだ。
また「突然消えてたらめっちゃショックだと思う」「アババの事いっとかないと」「かわいがってた子を食べるとなるとショックよね」といった賢秀を気遣うコメントが集まる一方で「命をいただく教育」「究極の食育だなぁ」などの投稿も寄せられていた。