若月佑美&有馬爽人がWキャスト 舞台『薔薇王の葬列』、美しい世界へ誘うCM完成
女優の若月佑美とアーティスト・俳優の有馬爽人がダブルキャストで主演を務める6月上演の舞台『薔薇王の葬列』より、演出を務める松崎史也のコメントが到着。併せてCM映像も解禁された。
【動画】美しい世界観を再現! 舞台『薔薇王の葬列』CM映像
本作は、現在放送中の同名テレビアニメを原作とする、初の舞台化作品。
『薔薇王の葬列』は2013年から「月刊プリンセス」(秋田書店)にて連載され、今年1月に本編完結を迎えた菅野文によるダークファンタジー漫画。シェイクスピアの史劇で描かれた、ずる賢く残忍な希代のピカレスクというイメージで知られるリチャード三世を、男女二つの性を持って生まれたことを秘密に抱える存在として翻案。15世紀のイングランド、ヨーク家とランカスター家が王位継承を巡って争いを繰り返した薔薇(バラ)戦争を背景に、大胆かつ深奥な解釈とアレンジによって換骨奪胎し、全く新しいリチャード三世の物語を生み出した。リチャードがたどる数奇で残酷な運命を、壮麗で美しくドラマティックな世界観で描き上げている。
男女二つの性を持って生まれた主人公リチャード役に若月佑美と有馬爽人の男女ダブルキャストという、舞台ならではの手法に話題を集める本作。共演には、和田琢磨、君沢ユウキ、高本学、加藤将、瀬戸祐介、廣野凌大、星波、藤岡沙也香、さらに田中良子、谷口賢志と、華と実力を兼ね備えたキャストが集結した。
テレビアニメのシリーズ構成・脚本を担う内田裕基が舞台版の脚本も担当。松崎史也が演出を手掛ける。
演出の松崎は「『薔薇王の葬列』は示されている通りシェイクスピアの『ヘンリー六世』『リチャード三世』という元々演劇だったものを原案として描かれている。シェイクスピア作品の登場人物は皆人間的で、美しくて、欲にまみれみっともなくて、愛おしい。僕はシェイクスピアの“それら”は『俳優』という体温や音を伴って初めて生き生きと伝わってくると思っていたのだけれど『薔薇王の葬列』では漫画・アニメとも鮮やかに豊かに繊細に豪胆に言葉が物語が伝わってくる。それはあるいは、俳優が演じるよりも。その表現力と事実がとても素敵だと思うし、嬉しい。だから僕達は全力で表現を探していかなければならない。愛と技術と時間にかけて」とコメントしている。
本作の来場者特典として、「TVアニメBlu‐ray第1巻・第2巻の菅野文描き下ろしケースイラスト」を使用したスペシャルカードがプレゼントされる。
舞台『薔薇王の葬列』は、東京・日本青年館ホールにて6月10~19日上演。