ムロツヨシ主演『雨に消えた向日葵』、佐藤隆太の出演発表 失踪した娘を懸命に捜索する父親役
7月24日から放送・配信スタートする俳優・ムロツヨシ主演『連続ドラマW 雨に消えた向日葵』(WOWOW)の追加キャストとして、俳優の佐藤隆太の出演が発表された。失踪した娘を懸命に捜索する父親を演じる。併せて、物語序盤のムロ&佐藤の緊迫の瞬間を切り取った場面写真も公開された。
【写真】ムロツヨシ&佐藤隆太、『雨に消えた向日葵』緊迫の場面写真
本作は、吉川英梨の小説『雨に消えた向日葵』(幻冬舎文庫)を原作に、ある少女失踪事件の真相を追う刑事と、失踪した少女の家族の苦悩と執念の日々を描いたヒューマンミステリー。「連続ドラマW」初主演のムロが、自身の妹をある事件から守れなかったことに大きな後悔を抱えながら、まるで罪滅ぼしであるかのごとく懸命に少女失踪事件の捜査にあたる刑事・奈良健市を演じる。
2014年の『ドラマWスペシャル 人質の朗読会』以来のWOWOWドラマ出演となる佐藤隆太が、本作で演じるのは、失踪した少女・葵の父である石岡征則役。仕事人間で妻とは離婚調停中、葵とも別居していたが、失踪を機にすべてを投げ打ち葵の捜索に心血を注ぐ役どころだ。
捜査が難航する中、マスコミによる報道被害や世間からのあらぬ中傷など、被害者家族に降りかかるさまざまな苦難を味わう征則は、葵の無事を信じて捜索を続ける中で、失われた自身の家族関係を見つめ直していくことに。
解禁された場面写真は、物語序盤の奈良と征則を切り取ったもの。なかなか進展しない警察の捜査に歯がゆさを覚え、奈良に厳しい態度をとる征則だが、自分と同じように葵の無事を信じて捜査に当たる奈良の思いに触れるうち、次第に心境に変化が…。事件を追う刑事と失踪した少女の父。二人の関係性は物語の大きな見どころとなる。
佐藤は「オファーを頂いて原作を拝読したのですが、この先どんな展開になってゆくのかと釘付けになってしまい、ページを捲る手が止まりませんでした。一気に読み終えた興奮と、張り詰めた緊張感から徐々に解放されてゆく自分を感じながら、この作品に参加できる“役者としての喜び”を噛み締めていました。胸の痛みを伴う話ではありますが、絶対に諦めないという執念、そして家族の絆にきっと大きな力を感じて頂ける作品です。いつか一緒に思い切りコメディをやりたいと思っていたムロさんと、対極の作品での共演となりましたが、静かな緊張感が続くとても刺激的な現場となりました」とコメントしている。
『連続ドラマW 雨に消えた向日葵』は、WOWOWにて7月24日より毎週日曜22時放送・配信。全5話。