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中川大志、倉持裕の初シェイクスピア作品で本格的舞台初挑戦&主演 「恰好つけずに立ち向かう」

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 明治座×東宝×ヴィレッヂの“三銃士企画”第2弾公演『歌妖曲~中川大志之丞変化~』が、11月より明治座ほかにて上演されることが決まった。本格的な舞台は初挑戦となる中川大志が、自身の名を冠する作品で初座長公演に挑む。

【写真】中川大志、松井玲奈、池田成志ら舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』キャスト陣

 明治座、東宝、ヴィレッヂの3社から同年齢の男性プロデューサー3名が集まり、立ち上げた“三銃士企画”。第2弾となる今作のテーマは、『リチャード三世』×昭和の歌謡界。昭和、平成、令和の歌謡界の殿堂でもある明治座で、音楽あり、笑いあり、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品を贈る。

 作・演出を手掛けるのは倉持裕。今作で初のシェイクスピア作品に挑戦。シェイクスピア屈指の人気作にして演劇史上もっとも有名なダーク・ヒーローを描いた『リチャード三世』をどのように進化させるのか、期待が高まる。

 主演の中川大志が演じるのは、昭和歌謡版リチャード三世。醜い風貌と不遇な宿命を背負い、大衆芸能・歌謡界で悪逆の限りを尽くす主人公「鳴尾定」が、美貌の歌手「桜木輝彦」となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む。タイトルに自身の名が入っている通り、今作は中川へ当て書きされた。

 共演には、鳴尾家に恨みを抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏役に松井玲奈、鳴尾家の長男で期待の新人歌手・鳴尾利生役に福本雄樹、裏社会でのし上がるために後に定と手を組むこととなるチンピラ・徳田誠二役に浅利陽介、鳴尾家のまな娘でスター街道をまい進中の一条あやめ役に中村中。さらに「鳴尾プロダクション」を文字通り裏から支える「薮内組」三代目組長・大松盛男役に山内圭哉、元映画スターで「鳴尾プロダクション」社長・鳴尾勲役に池田成志。そして、福田転球、玉置孝匡、徳永ゆうき、中屋柚香、長田奈麻、香月彩里、四宮吏桜も出演する。

 昭和30年代の歌謡界に彗星(すいせい)のごとく登場し、瞬く間にスターダムに駆け上がった桜木輝彦。そのベールに包まれた経歴の裏側には、戦後の芸能界に君臨する「鳴尾一族」の存在があった。

 元映画スターの鳴尾勲が手掛ける、まな娘の一条あやめと愛息の鳴尾利生は、スター街道をまい進中。フィクサー・大松盛男が控え、今や世間からは、大手芸能プロダクションとうたわれていた。だが、そんな鳴尾一族にあって、存在を闇に葬られた末っ子がいた。ねじ曲がった四肢と醜く引きつった顔を持つ、鳴尾定。

 一族の汚れとして影の中で生き長らえてきた定は、闇医者の施術により絶世の美男子・桜木輝彦に変身を遂げ、裏社会でのし上がろうとするチンピラ・徳田誠二と手を組み、同じく鳴尾家に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏と政略結婚し、自身の一族に対する愛の報復を始める。その血に、運命に、報復を遂げるべく、桜木輝彦による唄と殺しの華麗なるショーが幕を開ける。

 主演の中川は「本格的な舞台に立たせていただくのは初めてなので、新たな挑戦の場をいただけて本当に嬉しいです。音楽劇という事で、お芝居をして歌を歌う、というのは、自分にとっては未知の世界なので、わからないことばかりだと思います。いろいろ挑戦して、いろいろ失敗して、恰好つけずに立ち向かってたくさんのことを体感していきたいです。この作品を通して、鳴尾定、桜木輝彦という男に負けないように、今までに経験したことのないゾーンまで飛び込んでいきたいと思います!」と意気込む。

 作・演出の倉持は「『リチャード三世』がモデルの、復讐を目的とした主人公を、どう魅力的に描くかについては苦労しましたが、悩みつつも能動的で、格好いいキャラクターになったと思います。主人公を演じる中川大志君とはNHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』で知り合ったこともあり、彼には、格好良さに加えて、あの喜劇性にも期待しています。それから、歌声にも実に色気がある。美しさと醜さの二役を、どう演じ分けてくれるかも楽しみです」とコメントしている。

 舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』は、東京・明治座にて11月6~30日、福岡・キャナルシティ劇場にて12月8~12日、大阪・新歌舞伎座にて12月17~25日上演。

 コメント全文は以下の通り。

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