安藤美姫、海外で“人種差別”受ける?「注文を無視された」お釣り投げつけられたことも
プロスケーターの安藤美姫がMCを務める『ABEMA Prime』(ABEMA)が1日に放送。「アジアンヘイト」をめぐる問題の中で、自身が海外で受けた差別的な言動を明かした。
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この日の放送では、韓国の人気音楽グループ・BTSが米ホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領との対話の中で、アジア系住民への憎悪犯罪「ヘイトクライム」について言及し、“アジアンヘイト”撲滅を訴えた。
番組MCでプロスケーターの安藤は「BTSはアジアだけではなく、世界中に影響力のあるアーティストなので、今後もこのような活動を積極的に続けてほしい。若いのに素晴らしい」とし、「日本ではアスリートやアーティストが政治的な声を上げると、意図とは異なる捉え方をされることがあるように感じる。私も人種差別に抗議するハッシュタグをつけて、SNSで発信しようとしたら、『日本でやるのは…』と周りからストップをかけられたことがある」と経験談を語り、「スポーツやエンタメの世界で影響力のある日本人もたくさんいるので、周りを怖がらずに声をあげてほしい。そして、それに賛同するアスリートやアーティストが増えてきたら、何かが変わるのかもしれない」とコメントした。
さらに番組では、安藤が現役選手だった時代に“人種差別”のような扱いを受けたエピソードを打ち明ける一幕も。「スポーツの世界では『平等に戦う』という理念のもと、あらゆる差別はあまりない」とした上で、「海外のショッピングモールで買い物をした時に、代金を手から受け取ってもらえず、お釣りも手渡しをしてもらえずに投げつけられたことがある。注文を無視されたこともあった」と明かした。
安藤はその時の状況について「その店員は黒人の方だったので、自身も人種差別を受けた経験があったのかもしれない」と推測し、「人種差別が連鎖していく中で、それがエスカレートしていって、暴力的なヘイトクライムに繋がっているのだと個人的に受け止めている。どうしたら止められるのか? と考えたときに、攻撃を受けている人を助けてあげて、実際に行動に移していくことで局面は少しずつ変わってくると思った」と考えを述べた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月~金曜21時放送。