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稲垣吾郎主演、映画『窓辺にて』11月公開 「言葉よりも心で通じ合っている」今泉力哉監督とタッグ

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映画『窓辺にて』(左から)主演・稲垣吾郎、監督・今泉力哉
映画『窓辺にて』(左から)主演・稲垣吾郎、監督・今泉力哉(C)2022 「窓辺にて」製作委員会

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 稲垣吾郎が主演を務める映画『窓辺にて』が、11月に全国公開されることが決まった。

【写真】第31回東京国際映画祭で映画『半世界』記者会見に登壇した稲垣吾郎

 本作は、『愛がなんだ』『街の上で』『猫は逃げた』などの今泉力哉監督による17作目となる完全オリジナル作品。今泉ワールドの特徴でもある“等身大の恋愛模様”に加え、これまで以上に“好きという感情そのもの”について深く掘り下げて描き切った、美しい大人のラブストーリーとなった。

 その今泉監督作に初参加する稲垣吾郎は、妻について「ある悩み」を持つフリーライター市川茂巳を演じる。稲垣による、繊細な演技とただそこにたたずんでいるだけで華やかな存在感によって、今まで今泉が描いてこなかった美しくもはかなげな大人のラブストーリーが実現。2021年カンヌ国際映画祭で絶賛された『ドライブ・マイ・カー』のスタッフを迎え撮影され、2人にとって新たな境地へと期待がふくらむ作品となった。

 フリーライターの市川茂巳(稲垣)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作『ラ・フランス』の内容に引かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と…。

 稲垣は「今泉監督作品のファンでしたので、今回ご一緒させていただきとても嬉しかったです。僕自身、主人公の茂巳というキャラクターに共感するところもあり、撮影期間は監督と言葉よりも心で通じ合っているような感覚でいました。目に映らないものや漂う空気感をとても大切にされている今泉監督。早く皆さんに観て頂きたい美しい作品になったと思います」とコメント

 今泉監督は、「稲垣さんと映画をつくりませんか、というお話をいただき、長年温めていた『万人からは理解されないかもしれないとある感情』についての映画をつくろうと思い、脚本を書き進めました。きっと稲垣さんならこの主人公の中に渦巻く複雑な心を体現してくれるのではないかと思ったからです」と明かす。

 そして「できあがった映画を今、目の前にして、ああ、この映画の主人公が稲垣さんで本当によかったなと思っています。美しくて、寂しくて、温かくて。2018年の東京国際映画祭で『半世界』と『愛がなんだ』が同じコンペティション部門にノミネートされた出会いから、さまざまな人々との巡り合いを通して、この映画が生まれたことをとても嬉しく思っています。『窓辺にて』楽しんでいただければ幸いです」と言葉を寄せている。

 映画『窓辺にて』は、11月全国公開。

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