Snow Man佐久間大介、ダンスに貫く自己肯定「自分が一番うまいと思って踊っています」
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ダンス大会での暗殺計画のため、年齢も性格もバラバラの殺し屋たちがダンスチームを結成する――そんな前代未聞の設定で描かれる映画『スペシャルズ』で、Snow Manの佐久間大介が初の映画単独主演を務める。原案・脚本を手がけたのは、これが3度目のタッグとなる内田英治監督だ。映像演技への興味の扉を開いた監督との出会いから、自身のアイデンティティとも言えるダンスとの向き合い方、そして座長として現場で大切にしたことまで。言葉をたどっていくと、そこに浮かび上がるのは、強い自己肯定と、仲間との調和を大切にする在り方だった。
【写真】指先まで美しい 佐久間大介、撮り下ろしフォト(3点)
■内田監督との出会いが開いた、映像演技の扉
『マッチング』(2024)や『ナイトフラワー』(2025)など、シリアスでアクの強い作品を手がけてきた内田英治監督が、コミカルな作風に挑んだ本作。主人公のダイヤ役には、前述の2作でコラボしてきたSnow Manの佐久間大介を単独主演として抜てき。ダンスはもちろん、キレ味鋭いアクションで、児童養護施設で働く伝説の元殺し屋・ダイヤに息を吹き込んだ。
映画『スペシャルズ』場面写真 (C)2026「スペシャルズ」フィルムパートナーズ
内田監督からの3度目の指名に「ありがたいですよね。監督が僕に可能性を感じてくれているのがすごくうれしい」とほほ笑む佐久間。出会いとなった『マッチング』では、「この役、僕に来るんだってびっくりした。面白いなって」と監督の感性に惹かれたという。当時から“ダンスの映画を作りたい”という話を聞いており、「踊れるし、出られたらいいな」と思っていたものの、「まさかの主演! 何か役に立てるならぜひ」という思いで本作を引き受けた。
佐久間は「映像演技の楽しさを教えてくれたのは内田監督」と公言する。特に印象に残っているのが、内田監督の「映画って嘘つけないんだよ」という言葉だ。「大スクリーンと音響の中で集中して観るから、映画館て嘘がすぐバレるんだよと聞いて、より面白いと感じた」と振り返る。「“本物でいたい”と思うからこそ、試されてるなってワクワクしました」と語る姿からは、緊張よりも好奇心が勝っていることがうかがえた。

初参加となった『マッチング』では、ドラマや舞台とは異なる映画ならではのリアルに戸惑いもあったという。「こんなに声が小さくて大丈夫なのかってくらい、僕も(主演の)土屋太鳳ちゃんもほぼ聞き取れないくらいの声で話していて(笑)。監督がOKと言うので信じるしかなかったんですけど、完成した映像を観たらしっかり伝わっていた。それで、もっと映画に出たいと思うようになりました」。
映画への興味が一気に膨らんだ佐久間は、「もっと演技がうまくなりたい」と内田監督に相談し、ワークショップを開いてもらったとこともある。そこで学んだのは、演技の起源や種類、“自分が経験した感情を引き出しにする”という考え方だった。「キャラクターと、自分の気持ちのフォーカスを置き換えることを意識するようになりました」と明かす。
『マッチング』でのストーカー役、そして本作での寡黙な殺し屋・ダイヤ役と、いずれもパブリックイメージとは異なる役柄だが、「自分と遠い役の方がやりやすい」と話す。「人間って、自分自身のことが一番わからないじゃないですか。だから客観視できたり、考えて膨らませられる方がより楽しいんです。現実離れしたことができるのもやりがいを感じます」と目を輝かせた。
映画『スペシャルズ』場面写真 (C)2026「スペシャルズ」フィルムパートナーズ
本作では、新たな挑戦としてガンアクションにも挑んだ。「舞台をやっていたのでアクションには自信があったんですが、ガンアクションは初めて。本物の銃を撃ったことがないのに、どうリアリティを出そうかと…。伝説の殺し屋なので、動きに説得力が必要でした。自宅ではサバゲーとかで使うモデルガンをずっと持ち歩いたりして、握り方、構えのスピード、銃口の向きを意識しましたね」。
さらに二丁拳銃アクションも華麗に披露する。「すごく楽しかったです! 銃のアクション専門の方に褒めていただきました。お墨付きをいただけたので、自信を持って銃撃戦もかっこいいと言えます!」と笑顔を見せた。

